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2010.05.14

しらない間に訴えられて被告になっていたでござる、の巻

──それは、縁のない地の法律事務所から届いた、一通の封書で始まった──


以下、経緯。
(私の知らない)だれかがなにかの代金を私の口座に間違って振り込んだ

先方、すぐに間違いに気付いたらしく、金融機関に組戻を依頼した

金融機関「現住所わかんなくて連絡とれないです」
(当方、住所変更届出してない)

先方、弁護士を頼る

弁護士→金融機関「ということで口座名義人の漢字氏名と登録住所教えて」
(それを手がかりに戸籍の附票から住所履歴を調べることができるため)
金融機関→弁護士「名義人の委任状がないとお教えできない」
(名義人が誰かを知りたいのに名義人の委任状がないから断る、という禅問答……(^^;)

先方、やむなく「不当利得返還請求」の裁判を起こす

弁護士→裁判所「裁判所さん、被告の特定お願いね」
裁判所→金融機関「ということで教えてね」
金融機関→裁判所「裁判所からの調査であればお教えしましょう、はいどうぞ」

その後(たぶん上記手順で)現住所判明
弁護士→当方「ということで誤振込の組戻に同意よろしく」
当方「……!?」←ここで初めて事実を知る
(ちなみにここまで誤振込から1年かかったらしい)

翌日あわてて記帳しに行くと、そこには確かに入金が。
ええ、住所変更もしておきましたとも。

当方→弁護士「えーっと……これナントカ詐欺じゃないよね?とりあえず訴状を拝見いたしたく、あと質問いくつか」
弁護士→当方「本物だよー、びっくりさせてごめんねー、訴状送ったよ」←イマココ


まぁ発端というか第一義には先方の振込ミスが原因なので、人生初の訴状をこれほど"楽な気分"で受け取れる、というのはなんという幸運かと(笑)。


ぶっちゃけ当方の金融機関というのは郵貯でして、学生時代に始めたいわゆる旅行貯金の口座で、近年はほぼ放置で、生活口座でもないし……ということだったのですが、

≪教訓!≫
1.振込先はよく確認しましょう!
ATMだと大抵は最終確認画面で相手先の口座名義人が表示されるはずです、間違いのないようにいたしましょう。
間違った後で気づいても振込手数料は戻ってきません、どころか組戻には手数料がかかります。おまけに組戻の承諾には原則本人が窓口に出向く必要があるとのこと(訂正:届出印を押した書類を郵送することで手続きが済むことを確認しました:つまり本件の後も同様の誤振込があったということ(^^;;;)です……(ゆうちょ銀行の場合)

2.振込の操作控えは捨てずに!事後にも確認!
今回は振込人が気づいているわけですが、操作ミスに気付かず、振込控えも捨ててしまって、「振り込んだのに!」「入金されてない!」といったトラブルは、実は世の中によくある話ではないかという気がしてきました。
事後にも確認を……人間、「合っている」という前提のもとに眺めてもなかなか間違いは見つけられないものですが(^^;
振込の証拠としての控えは取引が終わるまで保管しておきましょう。

3.引越しの際は金融機関への住所変更も忘れずに!
生活の変化やら(過去の)義理やらで休眠口座の1つや2つあるひとも少なくないかと思いますが、使わないからとサボっているとこのような事態にも……
ちなみに先方に泣き寝入りされても困るのです、誤振込であることを知りながら引き落として使っちゃったりすると当方が刑事責任を問われかねないので、むやみに口座解約もできないハメに陥りかねません(^^;

4.定期的に記帳(または入出金明細を確認)しましょう!
誤振込ならまだしも、世の中には「押し貸し」(勝手に振り込んでおいて、あとから"貸しとったんじゃ、利息つけて返さんかいゴルァ"と脅す)なる悪徳商法(詐欺?)があるそうです、くわばらくわばら。

≪まめちしき≫
訴えようとする相手(被告)の「住所不明・漢字氏名不明」でも裁判は起こせるらしいです。もちろん今回の口座番号のように何らかの手掛かりは必要でしょうが……



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コメント

「ごめんなさい」とか「ご迷惑をおかけしました」とかそういう連絡は一切無かったのでしょうか。

「突然、訴状などを送りつけられて、事情を知らない老齢の母が気に病み体調を崩してしまった。慰謝料を請求する」とか言われる可能性もないとは言えないと思うのですが、先方の弁護士には気遣いが足りないように思えますね。

1件○万円の単価で大量に事案を処理しているとそんな暇は無いのかも知れませんけど。

投稿: りゅー | 2010.05.15 19:42

本来ならわたしの現住所が分かった時点で裁判所から訴状が届くはずですが、それこそびっくりするだろうと思って止めていたようです。それで原告側弁護士から連絡が先に来た、と。
まぁ、どっちにしても突然には変わりないので、びっくりしたんですけどね(苦笑)。

下手に出た文面ではあったものの、最初の封書では確かに「ごめんなさい」とは書かれていませんが……"弁護士が"悪いわけでなし、また、詳細省略しますが、むしろ(特に書面では)明確に詫びたりしないよう、かなり訓練されているような印象を受けました。

こちらも無過失とはいえないにもかかわらず(笑)わざと硬い調子で問い合わせたりしましたので、まぁ、どっちもどっち、ですね……(^^;

投稿: Tristar@管理人 | 2010.05.15 22:34

最近、ゆうちょでトラブルにあってまだ解決してないんです。
どこか良い相談できるところはないでしょうかね。

投稿: AQ | 2015.12.05 21:04

わたしの件のように「他行→ゆうちょへの振り込み」であれば振り込んだ銀行等へ、
ゆうちょ内であれば郵便局で管轄の貯金事務センター教えてもらって直接交渉、といったあたりでしょうか?
実は誤振り込み関連で今年まで引っ張ってまして、丁寧な対応していただけました(、わたしは)。

投稿: Tristar@管理人 | 2015.12.06 07:48

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