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2013.12.03

たどりついたら先祖帰り──ココログ10周年

もうずっと運営側から周年に関する言及はなかったはずですが、さすがに10周年ともなると記念ページもあるようで。

ココログ10周年 ココログ白書:@nifty

ココログと、そして、1日おくれで始めたこのブログも10周年の日を迎えることとなりました。

周年ともなりますと、ココログの──イコール、日本のブログシーンの──スタートを飾ったあの芸能人やあの実業家は今いずこ、という感傷に浸るわけでございますが。
栄枯盛衰。
諸行無常。


振り返ればもう何年になるでしょうか、ブログの世界から、コミュニケーション──あたらしい、しらないだれかとのコミュニケーション──の要素は、すでに消え去っていました。

ココログの優秀なフィルターに止められて表には出てきませんが、こんな更新のないブログにさえ、日々数件もの(妙なサイトへの誘導目的の)迷惑コメントが来ているくらいですから、奴らが(コミュニケーションを)殺した、という点はあるのですが、

あたらしい人とのコミュニケーションの可能性を高めるためにいかに読まれるようにするか、アクセスアップさせるか、という視点は消えました(アフィ稼ぎ目的は知らん)。

ビジネス上の(将来の)人脈作りのためにブログを書くべし、なんて暑苦しいゲキも飛ばなくなりました。

誰に向けて書くのか、いや自分に向けているんだとか、そういう話もすっかり下火になりました。

今……いや、もう何年も前から。
だれかのブログを読んで、ぜひ言及したい、と思ったとして、その「あたらしい、しらないだれか」へコメントを書いて、あるいはトラックバックを撃ち込んで、そこから『新たなつながり』を築ける自信がありますか。
それが技術的に可能だからといって、"古参の流儀"だからといって、数か月前のエントリに言及して、相手に『「おかしい人」扱い』されない、という自信がありますか。
わたしには、とてもありません。


ブログから、コミュニケーションの要素は、いつしか消え去っていました。
残ったのは、『Web に Log を上げる』という、もっとも原初の、そして字義通りの行為だけになりました。

すっとブログの終わりは近いだろうと思ってきましたが、「ブログというかたち」は、まだこれからも残るのかもしれません──原義にあくまで忠実な、先祖帰りしたかたちで。


それでも、わたし個人としては……

長く──そして未練がましく──続けてこられたのは、とくに初期の頃、皆様に言及なり紹介なりしていただいたおかげであって、
ブログは、『そこからのコミュニケーションを期待してなにごとかを書く場』でありつづけます。

まだ、未練が枯れ果てるまで。

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