それでも常に警戒は怠りたくない・・・と書こうとして。
実は楽天的な考えが社会を引っ張っているのかも知れないと思ったり。
週刊!木村剛: インターネットが怖くてトラックバックが出来るか!経由で
my.Hurusato.org : それでもみんな飛行機には乗っているのだから:
(もともとはネット上の情報セキュリティに対する認識の話題ですが)
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高速道路でも航空機でも悲惨な事故は日常的に起きている。使わないのも1つの選択だけれど、そうした選択は多数にはなっていない。どうしてか?当たり前な話だけれど、多数の人たちにとって、その明白な利便性が、その危険性を上回っているからではないか。
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・・・そうかなぁ?
単に「自分の身に限ってそれ(=事故)は関わりのない話」という根拠のない確信に基づいた行動なのではなかろうか。聞いて回ったわけではないけれども。
実質の選択の余地&自身の体験&趣味^^;として国内の航空移動を前提にしますけれども、目的地の天候がどれだけ悪いという情報が入ろうと、自分の乗った飛行機は"当然、何事もなく"定刻に着くと信じて皆乗るのでは?
いわんや自分が"本当に"事故に遭うなど露ほども思っては乗るまい。事故の可能性を知識として知ってはいても。
実際、離陸前のエマージェンシー・デモなど文字通り上の空で皆さん新聞雑誌に没頭していらっしゃるわけでして。
クルマの運転でも似たような感覚ではないかと想像してみるのですが。多少、免許の更新講習やら高速道路のSAやらで"衝撃写真"を見せられたくらいでは揺るがない"確信"があるのでは?
本題のネット上に流す/流してしまう情報についても同じことが言えるのでは、と。「利便性と危険性を秤にかけて」ということを(自分のこととして)考える人がどれだけ居るだろうかと。
だから気付いた人が「危ない!」と叫ばないといけない、というのはそう思うのですが、
私自身、せめて常に警戒は怠りたくない、とは思いますから。
「助かる状況では確実に助かる」ために、座席前のポケットにある「安全のしおり」の手順は頭に入れておこう、とか、
「防衛運転」に徹しよう(プロドライバーが出庫点呼なんかでいつも言われる言葉ですが)、とか、
スーパーのポイントカードなど作らない(たかが1%やそこらの割引率と引き換えに日々の買物記録を蓄積されるなんて!!)とか(笑)、
護ることはあるでしょう?とか...
とここまで書いていて、
でも本当にそんなことを皆が真剣に考え出したとしたら・・・?
この文脈で引き合いに出すとむちゃくちゃ不謹慎かつ誤解の種かもしれないですが、先週だったかのアエラで「共働きの子沢山」とかいう記事があって、その中でそういう環境にある人が『今の時代、将来リスクをうだうだ考えていたら結婚すらできない、私(たち)はいつでも何とかなるさ、と楽天的に考えてきた結果(の子沢山)で、とするともしかしたら次代の日本はそういう楽天家のDNAを受け継いだ人であふれているんじゃないか』という意味のこと(本誌は捨てているので記憶で書いている)を語っていたのが妙に頭の中でリンクしてしまって。
結局のところはリスクがどうだ、などと考えない楽天的な--かつそれで生き残ってきた--人々が社会を引っ張っているのかも知れない、と思ってもみたり。
私にはムリかも知れないけど。たぶん。
是非の問題じゃなくてね。
---余談---
それはそうと週刊!木村剛: インターネットが怖くてトラックバックが出来るか!
日本銀行に勤務していた1980年代の後半、ワープロ(もう死語ですなぁ)を初めて本部に持ち込み、「そんな魂のない機械で上司に対するメモを書くとは何事か!」と反発されながらも
すごいですね。。。
80年代も後半なら結構普及していたんじゃありません?
私が「ワープロ」を手に入れたのが89年の3月末(そういえば消費税導入直前?)、NEC[文豪ミニ7HG]だったなぁ。。。
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