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2005.03.08

「ヘイトブログ」

・・・まぁ、何がしかの商品やサービスや組織を、糾弾というかクソミソに言うのを目的とする「ヘイトサイト」といわれるジャンルはネットのごくごく初期からあるもののようで、あの--といっても今では知る人も相対的に少なくなったでしょうか--「東○クレーマー事件」の頃でさえ、『いわゆる「ヘイトサイト」といわれるものは昔からいくつもあったが』なんて書いていた雑誌もありました。

時は流れて、掲示板での沸き上がりが元で苦境に陥った商品や会社がいくつかあるとか、そういう流れからすれば「ヘイトブログ」と呼びたくなるようなものが出てきて、多少の耳目を集めるのも必然といえば必然で、
たとえばトラックバックによってその相手とするところへ直接切り込んでいっていわゆる"ネガティブキャンペーン"を効果的に行えるようになったというのは、革命的というか非常に脅威というか「今までに無い新しいカタチ」だろうと思うのですが。


たまたまシンクロして(←すみません、トラバしてません^^;)、ふらりと立ち寄った本屋に文庫版「社長をだせ! 実録クレームとの死闘」(川田茂雄著:宝島社文庫)が平積みしてあったのでパラパラと後半部分を立ち読みしていて思った。

それでもまだクレームをつけてくるのは"サイレント・マジョリティー"よりは有難い存在、なのだろうかと。
商品やサービスの提供側にとって。


サイトのテーマになるほど、って時点でもうすでに、かなり感情的にこじれた状態になってしまってると思うのですけど。
もういまから提供側が(提供側の思う限りの)どんな誠意を見せようとも、どうやっても苦情側がファンに転化するとは思えないのですが、傍目には。
もう、普通に見ている第三者も巻き込んで際限なき不快感という負のスパイラルにはまり込むだけじゃないのかと。

あいにくですが、いやなら見なけりゃいーだろ、というのは当てはまりませんのでね、リアルでもたまに遭遇してしまうでしょ?売り場の真っ只中でなんか店員に怒鳴りつけてるヒトとか、ああいうのと同じで、少なくともトラックバックタイトルだけは否応なしに見えてしまうので。


結局のところ、マジョリティーとしては、ですね、
そりゃ、原因となる不手際が提供側にあることも少なくはないのでしょうけど、ブログの時代になって、無闇に不快感を伝播されるってのは、もうちょっと何とかならんのですかねぇ、と。

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