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2005.05.29

神通力が消えるとき--「ブログの力」の終わり


最初にこの部分に深く共感を覚えたのです:

ブログの「終わり」と「始まり」 - nikkeibp.jp - from ガ島通信 メディア崩壊の現場を歩く:

ブロガーとなって人的なネットワークは格段に広がりました。職業や年齢も幅広い、さまざまな人と距離を越えて「つながって」います。(中略)そして、ベテランのネットワーカーに会うと「ニフティ時代はね、良質なコミュニティがあったね」「2ちゃんの最初(中期とする人もいる)のころはさー」などという思い出話を聞かされます。
(2ちゃんねるについては知りませんが)

ネットワークコミュニケーションの醍醐味を、そういった「日常生活の範囲では出会うことがなかったであろう人たちとの縁」に見いだす、ということに。

それを得たのが時代によってフォーラムであったり(、2ちゃんねるであったり)、そしてブログであったり。


そのブログで、アルファというのか、先頭切って走ってきた人たちの中で、"倦みつつある"人が目につく...らしいですが。
「ブーム」になったがゆえに全体的な内容が薄くなって魅力も薄れて...とか。

それは一般化したゆえの必然、というのが、

「ブログの終わり」? それは「キャズム」を越え、一般化・大衆化によって薄まった時代の到来 [絵文録ことのは]2005/05/26:

ブログは一般化・大衆化した。ブログの濃度が保たれず、「ブーム」という段階を超えた。それが今の「ブログの終わり」論の背景にあるのではないかと思う。つまり、ブログはニッポンのインターネットに「根づいた」のだ。
・・・
純粋さを保つには限定された小さなコミュニティを守る必要があり、それが大衆化・一般化した時点で本来の意義は失われ、薄められていく。

なんらかの出来事に「ブログで~」という冠がつくことで、"なにか特別なもの"というニュアンスがあったのが、一般化することで"普通のこと"になり、その冠にあった力が消えてしまう。
遠かったものが日常に近づくにつれ「非日常のドキドキ感」が薄れてゆく
世間にとって、もそうですが、彼ら(嘆く人たち)にとってもブログが「日常」になってしまったから(魅力が薄れた)、ということになるのでしょうか。
だとすると、ブログが定着するほどに"社会の中での存在感"はむしろ下がってゆくのではないかとも思えるのですが。


・・・もっともこういう話は「ブーム」を支えている(?)圧倒的多数にとってはきっと関係のないことで、誰かが飽きて止める分、また新しい誰かが「始めました」とデビューする、というのがまだまだ続いてゆくのでしょうが、
最初に書いたような、ブログによる「つながり=日常では想像もしなかった世界(の人たち)との縁」を期待するには、そろそろ最後のチャンスになりつつあるのではないか?と、特に[ことのは]の方を読んでいて思ったのです。

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2005.05.27

自分の欠片で検索すると

たとえばURLの欠片(*)とかで検索してみると。


見つかるのはろくでもないものばかり...

自分の不義理の証---過去にトラックバック/コメントしたことを、検索結果で思い出すようなブログ。
つながり云々と言いながら、つながりを切っているのは自分だったことが分かる瞬間。

揶揄。見つけたのは過去に2件だけだけど。
たとえば「ttp://」扱いで載っていたりしたらアクセス解析では分からないし。
まぁ、内容的には間違った批判ではなかったわけですが(苦笑)

...はぁ。

(*)単にフルにURL打つのが面倒なだけではありますが(笑)、こういう効用(?)もあったりする

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2005.05.23

リンク先のリンク先は


皆、リンク先だ。
世界に、広げよう、リンク先の...

ふと思いついたわけですが、まぁそう考えると「つながっている」とは言えるんだなぁ、と。
・・・実感は別にして。


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2005.05.20

すべてログは押し流されて忘却の彼方へ

そのほうがいいこともありますが...

ブログの"特技"のひとつとして「内容を時系列で蓄積できる」というのが宣伝文句の中にあったと記憶していますが、実のところ「蓄積性」がプラスにもマイナスにもほとんど威力を発揮できてないような。

過去に何書いたかなんて自身ですらまともに覚えてもいなければ読み返すこともない。。。でしょう?(笑)

何も外部ツールを入れない標準状態だとサイドバー等からは一定以上の過去の(時系列)アーカイブにはたどり着けない仕様だし(ココログでは「月別バックナンバー」は10ヶ月前までかな)、どこのサービスでもあまり大差なく。


期間を置いて繰り返し沸きあがるテーマがあるようです。トラックバックのあり方がどうのとか、ちょうど今なら実名匿名の議論とか。
「この前(あるいはもっと前)沸いたときの議論」からの引用だの「誰かの遥か過去の記事」へのトラックバックだのというのがもう少しあってもいいような気もするのですが、蓄積性というのがブログのひとつの特徴ならば。

あるいは"炎上"してても過去の記事との不整合をつつかれてる、なんてことは滅多に見ない(笑)。
パソコン通信の頃なんて、過去に書い(てしまっ)た発言との整合って結構気を遣っていたものですが...


なんというか、テーマを繰り返すにしても、ナレッジベースというか事件簿というかそういう「積み上がってきたもの」を基礎なり教訓にして話をするわけにはいかないんですかね、と。

#イントラネット内のブログとかお仕事方面の使い方だと「かつては個人個人の暗黙知として表出されなかったような知識の蓄積」としてブログという仕組みは有効に機能しているのでしょうか?


まぁ個人的にはたとえば実名匿名とか『それぞれに一理もデメリットもあるがゆえに「ただひとつの答え」の出ようのない議論』なんてのはいつまででも見ていたいのですが^^;、いまになって参入はちょっとしづらいのが残念で(笑)。過去に色々書いたし。
・・・結果いつかはわだかまりが消える方向でよろしく、とひとこと。


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2005.05.19

『「簡易」ホームページ』という表現


ブログ(とSNS)を総務省が調査した件は全国紙はじめ各紙がとりあげたようで。
まぁ今更ではないのですが、新聞でのブログの説明として、表現は少しずつ違えど「簡易ホームページ」というニュアンスのものがいくつか。

『「簡易型」を標榜して成功した商品はない』と、たしかビジネス版 悪魔の辞典にあったような気がするのですが...
日ごろ「ネット(で個人が情報のやりとりをすること)に対してやや批判的な論調が多いように見受けられる新聞社」がそういう表現をしたがるのは、簡易型と強調することでブームなど大したことない(成功するはずがない)というニュアンスを言外に含ませでいるのかも?というのは穿ちすぎた見方ですか(笑)。

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2005.05.18

政府によるブログ調査


そんなことをしていたとは...該ページのタイトルロゴにある「実はここにも」というのはなかなかツボにはまりました。

BLOG界の出来事経由。

総務省(報道資料)-ブログ・SNS(ソーシャルネットワーキングサイト)の現状分析及び将来予測

政府機関での用語としては最初から「ブログ」なのでしょうか、どこにも「"ウェブログ"の略で」といった注釈が見られなかったのは今の時期の政府資料としてはやや早過ぎるのではないかなと(以上お役所口調のイメージ)

ということで試しにぐぐってみたら".go.jp"ドメイン上でのブログがあちらこちらに。へぇ~。


そんなことはともかく添付資料なる妙にスクロ-ルが重くて目に悪いPDF書類の「ブログ利用者の特徴及び活動状況」の中から。
(原典では赤色+太字+下線での強調部分あり)

>・単なる日記ではなく、企画性の高いブログが増えており、影響度が強まっている

「企画性」ってどういう方面のハナシなんだろうか、中身なのかライターそのものなのか。
影響はともかく、増えていますかねぇ?

>・コミュニティの要素が強いブログサービスほど、ユーザの更新頻度が高い傾向

某"?"とか?(笑)


しかし・・・要するに全体としてコミュニティ/コミュニケーション志向ということ?
「ブログを眺める日々」を重ねるほどに逆のイメージに傾きつつあったのですが......

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2005.05.17

2年(とちょっと)目の備忘録


来年の今まで続けていたとしたらそれはそれで問題鴨www

こんなこと書いてたのか1年前に。。。

ええ、ログインが日常生活に溶け込んでいます。
すでに惰性とか習慣以外のなにものでもなくなっています。
きっと来年もこのまま...

2005/05/16現在(プレイ開始2年と1ヶ月と10日)

チャット回数:125125
NPCに話しかけた回数:18357
PT回数:501
アラ回数:65
戦闘回数:19919
戦闘不能回数:152
倒した敵の数:16162
GMコール回数:0

黒75白42竜25赤18戦14詩12暗12モ9獣2シ0忍0召0
(0:ジョブ取得しているがなったことがない)

調25釣20錬24他4以下

バスM終了/サンドM1-3で停止中
ジラ:空月○(AA・神威とも未経験のままw)
プロ:応竜手前で停止中
バリスタ/裏ともに未経験のままw

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2005.05.13

「ブログブーム」と「ブロガーブーム」


ということを思いついたものの、さてどう説明したものかと少し考えていたのですが的確な表現を見つけたのでトラックバック:

BLOG界の出来事:05/10経由むだづかいにっき♂:ブログブームってなんじゃ経由)
不倒城: 「ブログブーム」の特殊性:


ブログの機能を「読む対象」「書く対象」という二つに分けた時、ブームが起きているとしたら「書く対象」としてのブログだけなんじゃねえの、という

(中略)

「書く」人は増え続けているのに、「読む」人の数がそれに追いついていない。あるいは、「読む」人の訪問先は一定しており供給が偏る。

そうそう。
「ブログ(閲覧)ブーム」というのはそろそろ頭打ちだか下降気味だかで、今続いているのは「ブロガーブーム」なんだろうな、と。

そしてその多数は読まれることをあまり意識していないし、だから(自分と同じ"一般人"のを)読みに行くこともあまり無いのかなと状況証拠からも想像していたりするのですが、運営各社が「仕組みとしてのつながりの得やすさ」ということを結構アピールしてきたにもかかわらず。

そういう(自分のための自分語り、的な)使い方として「ブーム」みたく開設数が増え続け(そして続々飽きて(笑))、やがて「みんな経験したことがある」域にまで達するのかもしれませんが...


さんざんアピールされた「つながり」というものを真に受けた、あるいは期待した、けれども立場は"その他大勢"、という私達の居場所というのにはなかなか難しいのが(日本の)ブログの実態、なのかもしれません。

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2005.05.06

トラックバックURLから推測したココログ総投稿数の推移(400万編)


*あくまで「トラックバックURL末尾の数字が通し番号」と仮定して

サービス開始:2003.12.02
100万:2004.07.20(頃と思われる):約230日
200万:2004.11.18:約120日
300万:2005.02.19:93日
400万:2005.05.05:75日
(末尾の日数は各100万区間に要した日数)


*グラフの末尾数字サンプルは自分の全投稿(同一日に複数投稿した場合は最後のもの)

400m


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怖すぎる。


こんなのとか。
いや、まぁ、縁の無いどこかの社の事例といえばそれまでですが...

"ブログブーム"はともかく、
"ブロガーブーム"はいいかげん終わりにしたいと各社は考え始めつつあっても不思議ではないかも。

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