A long,long story -とある迷惑メールのはなし-
前略
さきこ さん、あるいは さきこです さん、とお呼びすればよろしいでしょうか?
少し調べた範囲でも十種類前後の名前とアドレスを使い分けておられるように見受けられましたので呼びかけにも苦労します。
さて、
このたびの連続メール攻勢には感銘を覚えました。
多少の破綻がみられたとはいえ、何日もの間、数時間おきに、それなりにストーリー性のある題名と文面を送り続けてこられるとは、日に100通近く来ることもある<info@(ランダムな文字列).com>からのメールなどに比べればはるかに考え抜かれた出来でした:いつもは開封したことにして捨てるものを、ここ数日分は実際に開けて見ましたから。
一度や二度のメールならよくある話ですが、「数日にわたり数十通」という作戦も画期的であったと思います。
文面は"いかにも"であったとはいえ、さすがにこれだけの期間および量では「耐えかねて」何らかのアクションを取った方も従前よりいくぶん多かったのではないかと思いますがいかがでしたか?・・・もっとも、後述のように、もう通用することのない文面作成の努力に見合うだけの手応えであったかどうかは分かりませんが。
「巧妙な手口」と表現するにはやや強引な力技ではありましたが、いろいろ考えるものだと感心いたしました。
ひとつ謎なのは、初期にはlovely-eden.com/(以降忘れました)であった誘導先URLが、ある時期からkakikomi.net/lego/(以降忘れました)に変わったことです。前者のままであれば(数日前の時点では)いくら検索してみてもヒットがなかったがために「もしかしたら迷惑メールではないのではないか?」との本来ありえない疑いをキープさせることができたものを、後者になったことによっていくつもの事例がヒットしてバレバレ、という点は面白みに欠けましたので。
私に接続元IPの隠蔽ないし偽装技術、もしくは生活圏を推測されることのないインターネット接続環境があれば、その努力に敬意を表して、記載URLのクリックの一回でもしてあげたのちに『感動した!』のワンフレーズも残すことができたのですが、このたびは当方にそのような持ち合わせが無かったことを残念に思います。
なお、このようにブログネタにした時点以降においてはうぜぇの三文字に尽きますので、今後のメール送信は不要でございます。また、上記の通り既にいくつものブログその他で公開された事例であることを考えますと、もう使えない手口であろうこと、一言申し添えます。
さようなら
どうかご自分を大切に...
草々
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コメント
このメールは コンピューターで自動的に、多くの人に発信されているものです。尻尾を捕まれないように、数時間しますと、指定のページはアクセスできないようになっています。アクセスする方法は、警察に連絡しましたので、トラブルが生じたときは、直ぐに捕まると思います。
投稿: アキレタボーイ | 2006.02.03 18:45