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2006.02.23

それでも、「読みつ読まれつ」が理想でありたい。

tokuriki.comよりブログは誰かのためでなく、自分のために書けばいいと思う。

ビジネスパーソンはブログを書くのが無意味かというと、もちろんそんなことを言いたいわけではなく、「人に読んでもらうために」ブログを書くのはやめた方が良いと言いたいだけだ。

 要は、「自分のために」ブログを書けば良い。
(中略)
多分、書いているうちに自分なりのブログの価値というのが見つかると思うし、ひょっとしたら他のブログを書いている人との出会いやコミュニケーションが広がるかもしれないし、多くの読者に愛されるブログになるかもしれない。

 でも、仮にそうならなくても、仮に全く誰にも自分のブログを読んでもらえなかったとしても、自分のためにブログを書いている限り、少なくとも自分の考えが整理できたり、文章を書く練習にはなるはずだし。

正論だとは思うのですよ、思うのだけど...

<ブログはその読み手には依存しておらず、そのために、現在及び将来の読み手ニーズを意識することなく、ブロガー自身のためだけに努力すべきである。>
(JIS Q 9000:2000(ISO9000:2000)にある"八つの品質マネジメントの原則"のa)のパロディ)

書くことのモチベーションが維持できれば何だって良いのだろうとは思いますし、じゃぁ「顧客(=読み手と仮定)重視」で行くべきかというとそれも違う気もしますが、かように言い切るのも、何というか、切ないものが。

『「多くの人に読んでもらうのを目的に」ブログを始める』というのと『「人に読んでもらうために」ブログを書く』というのとはイコールではないと思うのです。

何かを書いてネットのどこかに置く、ということは、その-フォーラムならフォーラムの、ブログなら"ブログ界"という-コミュニティに「参加する」という気持ちでそうしているのですから、「自分のために」が前面に来るのは、むしろ「それってどうよ」と考えてしまうのですが。

「多く」は望まないし望むべくもないです、
そんなに読まれるものでない、ということは身をもって分かっていますし、
『玉石混交から石としてより分けられるほう』であることも分かっていますから。

だけど、それでも、

<ブログ及びそのネタ元となるブログは独立しており、両者の互恵関係は両者の価値創造能力を高める。>
(上記"~原則"のh)のパロディ)

そうありたいと思うのです。少しでも。



マネジメントシステムになぞらえてみようと思ったのは
まなめはうす:2006-02-22:書きたい文章を書くためには
を読んで「継続的改善?」と反射的に思ったのがきっかけ。

そして、

北の大地から送る物欲日記:ブログを書くと言うこと。の図:
まさにPDCAサイクル!(笑

・・・そう、私のアウトプットが、誰かのインプットになれば嬉しいです。

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コメント

PDCAサイクル! そういや、私の記事の図はそれに似てますねw 昔、何度となく大学の研究室で見たのが刷り込まれていたのか・・・。
何かしらの自分の考えを述べるからには、それが他人に何かを与えればいいと思うし、また他人の考えがあるからこそ、自分はどうなんだろう?と考えられるって風に、やっぱうまく考えが回ると嬉しいですよね。

投稿: Hejihogu | 2006.02.24 03:34

たとえ「スパイラルアップ」とはいかなくて泥沼にはまっても(笑)、他所からのインプット/他所へのアウトプットであることがメインでありたいと思うんですよね...
「自分」ではなくて。

投稿: Tristar@管理人 | 2006.02.25 12:35

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