見よ、先駆者が受けし報いを-そもそも各社はブログサービスを始めるべきだったのかIII
少々話題のこの記事。
ITmedia News:「ココログ」障害に募る不満 訴訟準備のユーザーも (1/2)
ひとつの「因果応報」という気がしなくもない。
ココログは大手プロバイダとして、だけでなく全体的に見ても最初期に始まったブログ(ホスティング)サービスのひとつ。
『ブログ』というものの(日本での)知名度を一気に引き上げ、そして発信者として越えるべき敷居を一気に引き下げた……
立役者か、それとも犯人か。
まさかこれほど広がるとは、そしてまさかこんなかたち(訴訟)で"報い"を受けようとは、まさに「想定外」の不幸なのでしょう、
(といってもまだ「訴訟を考えているぞ」という段階ですが)
そして(上記「II」でも書いたように)ニフティが始めなくてもきっとどこかが始めただろうし、だとすると「引き起こしたであろう未来」に大した違いは無かっただろうとは思えど、
「ブログを日本に広めた先駆者」にまつわるこうしたドタバタのニュースを見ると、浮かんでくるのは、
「因果応報」という言葉であり、
(今更どうしようもないと知りつつも)
ブログが(日本に)広まって本当は良かったのか?
事業者にとっても開設者にとっても本当に良いことだったのか?
という問い。
いま現在で某(他社の)ソーシャルブックマーク(注)において自分史上もっとも注目されたエントリ:
「ブログサービスやめます」という事業者がそろそろ出てきてもいい頃
から約1年。
そういう事業者があったという話が記憶にないというのは……
(続けることに、事業者として)どんな魅力があるというのでしょうか。
わたしたちがどんどん書き続けることで生まれる(わたしたちの知らない)収益があるのでしょうか?
(注)まぁ、「はてなブックマーク」なんですが、ニフティクリップもできたことだし、前にも増してはてなの名前を出すのは気が引けるというかなんというか
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コメント
「melma blog」が撤退しましたね。
ameblo に移行というのもなく、終了という形で。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/10/24/9597.html
投稿: a | 2006.06.22 10:08
情報有難うございます。
「本業集中」が理由のようですね。
ニフティもまさかココログが本業でもなかろうに(苦笑)
(とはいえ「コミュニケーションの場」の創出が出自ではあるのですが)
投稿: Tristar@管理人 | 2006.06.22 20:46