ブログ--いまさらながら、この不思議な世界。
ブログでなにかを書いたとて、それ自体ほとんど居酒屋談義の域を出ることがないというのに。
あら不思議。
なんですか、字面通りの"居酒屋談義"を文字に起こしたら炎上したココログがあったんですか。
まぁ該事例はコンサルタントさんだそうですし、数ヶ月前に"さるかしこきあたり"に触れて大炎上した(ってこれもココログやん・・・)スポーツライターさんなどと同じく、『業として、あるいはその補助として』のブログであるようですので、純粋に余暇の一部としてやっている私たちよりは、慎重さを欠いたことにおいて責められる部分があったのだろうとは思いますが、
ネットに真面目に向かい過ぎているのか何なのか、"政治的に正しくない"発言にわーっと噛みついたり、あるいは"ある社会問題"についてのそれぞれの一家言がわーっと出たあとで、お前ら寄ってたかって高みから見下ろしたどっかの社説みたいなことばっか言いやがって、とか何とか怒りのエントリをあげる人が必ずといっていいほど出てきたり、書いた側は書いた側でシリアスさが届かない虚しさを嘆いてみたりする現象は、一見自然な流れに見えますが、不思議な面もあるのではないかと。
だって、ネットの書き込みなんて、
居酒屋談義、ほかにも床屋政談なんて言葉もありますが、ともあれほんの数年前まではそんな場所やあるいは給湯室で、休憩(喫煙)室で、もっと昔には井戸端で、音声会話でのみ行われていた(あ、手話もあるだろうけどね)世間話が、この時代になって文字としても行われるようになった、ただその違いでしかないだろうと思うのですよ。
(会話の)世間話で"けしからん"とかいう憤りとともになにか理想論をぶち上げたとして、そこに口だけか云々と全力で突っ込むような野暮はたぶんありえないと思うのですが、ブログだと結構それがありえるのは、妙といえば妙ですよね。
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