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2007.02.28

全ブログ炎上予防運動

元ネタ→総務省消防庁のサイトより、平成19年春季全国火災予防運動実施要綱(注:pdf形式)


平成19年春季全ブログ炎上予防運動実施要綱

1 目的
この運動は、ブログ炎上が発生しやすい時季を迎えるに当たり、炎上予防思想の一層の普及を図り、もって炎上の発生を防止し、居酒屋談義の延長であった者等を中心とする閉鎖ブログの発生を減少させ、財産の損失を防ぐことを目的とする。

2 統一標語
『 消さないで あなたの心の 注意の火。』

3 実施期間
平成19年3月1日(木)から3月7日(水)までの7日間

4 重点目標
(1)ブログ防火対策の推進
(2)放火炎上防止対策の推進

5 推進項目
(1)ブログ防火対策の推進
ア コメント件数等の急増を察知するブログ用炎上警報器の早期設置の促進
イ 速やかなコメント欄の凍結等を可能にするユビキタスログイン環境の整備
どうでもいい小ネタ他愛ないヒトコマちょっとしたメモ等を主旨とする防炎記事の普及促進
エ 他ブログへの言及等においては言及先記事があくまできっかけにしか過ぎないことを強調しておく等護身術の周知
オ 各ネットサービスを利用するユーザーの実情に即した広報の推進と『「良い町づくり集会」を開いても誰も来ない』等具体的な対策事例等の情報提供
(2)放火炎上防止対策の推進
ア 「放火炎上防止対策戦略プラン」を活用した放火炎上に対するスルー力対応力の向上
イ 物品アフィリエイト付きブログにおける放火炎上防止対策の徹底

6 ユーザーの実情に応じた重点目標の設定
炎上予防運動の実施に当たっては、必要に応じて次の事項等を追加するなど、ユーザーの実情に応じた運動を積極的に展開するものとする。
(1)世間騒動時における出火防止対策等の推進
ア 過去の教訓を踏まえた出火防止対策等に係る啓発活動の推進
(2)大規模アクセスブログの安全確保
ア 当該ブログの実態把握
イ 当該ブログで取扱う危険性記事の把握
ウ 当該ブログに係る防火安全対策の徹底


もちろん【ネタ】でございます。
ホントの火災予防運動に比べた項目の少なさと元ネタの原型をとどめていない部分に苦労の形跡を感じていただければ幸いでございます。

……ともかく現実世界の「火の用心」を。

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2007.02.24

ブログ七元徳

元ネタ→Geekなぺーじ:ブログにおける7つの大罪

七罪があるなら七元徳も。


度の過ぎたSEO対策や宣伝行為の節制(temperance)、

ネガティブな反応にもイナゴの襲来にもへこまない剛毅(fortitude)、

不特定多数無限大がもたらす善意への信仰(faith)、

あるべきブログの姿を求め続ける正義(justice)、

いつかきっと伝えたい相手に伝わるはずだという希望(hope)、

書いたことで他人および/または自分を危険にさらさない思慮(prudence)、

そして、
すべての訪問者への慈愛(love)。


なお、七元徳をググると結果上位の半分くらいがそれ関係であることからも分かるとおり、単純にFF11ネタからの発想であって、このエントリに関して宗教的背景は何一つないことを付記しておきます。それはそれで罰当たりな気もしますが。

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2007.02.22

トラックバックURLから推測したココログ総投稿数の推移(1400万編)

※あくまで「トラックバックURL末尾の数字が通し番号」と仮定して

サービス開始:2003.12.02
100万:2004.07.20(頃と思われる):約230日
200万:2004.11.18:約120日
300万:2005.02.19:93日
400万:2005.05.05:75日
500万:2005.07.17:73日
600万:2005.09.18:63日
700万:2005.11.09:52日
800万:2006.01.04:56日
900万:2006.03.08:63日
1000万:2006.05.10:63日
1100万:2006.07.18:69日
1200万:2006.09.22:66日
1300万:2006.12.09:78日
1400万:2007.02.21:74日


(末尾の日数は各100万区間に要した日数)
グラフ

*グラフの末尾数字サンプルは自分の全投稿(同一日に複数投稿した場合は最後のもの)

※感想
1200万~1300万の区間で勢いが落ちたかと思えばまた(わずかながら)盛り返したようで。
新着一覧をぱらぱらと眺める限りでは、迷惑(いまだ食べたことも無い缶詰にせめてもの敬意を表してスパムとは呼ばない)トラックバックに業を煮やしてトラックバックを受け付けない設定も少なくないように見えることからすれば、勢いいまだ冷めやらず、といった状況のようです。

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2007.02.21

楽しむだけで十分だ

現実世界(の社会活動とか経済活動とか、そんなたぐいのもの)にリンクしよう/させようとするから...。

稚拙な印象操作を駆使する記事には、「一次情報」に当たることが重要 [絵文録ことのは]2007/02/20
のタイトル(だけ)に反応。

嘆きの心中お察ししますが……

みんな、べつに『メディアリテラシーを鍛えるための実地訓練』として"ネットしている"わけではないと思うのですよ。

(→関連:輝く画面に何思う?-朝のひとときに、仕事の合間に、一日の終わりに-(2006.08))


ただ一つの共通認識さえあれば。
およそすべてのものに対して、それが純粋に一時の娯楽であると心得てさえいれば、たぶんなにも問題になることはないのに。
いわゆる"釣られる"と表現するのですか、印象操作に一喜一憂することも、
またその操作を誰かが看破したことに一喜一憂することもみんな「込み」で、
画面の中のできごとは画面の中で消費し尽くせばいい。

そう、思います。




すべてが娯楽になった世界に在りて君は何を想うのか(2006.09)で引用したこの一文をもう一度。

生存。社会化。娯楽。これが進歩だ。
~<リーナス・トーバルズ[Linux開発者]+デイビッド・ダイヤモンド・著/風見潤・訳/中島洋・監修:『それがぼくには楽しかったから』:小学館プロダクション:2001年>より~

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2007.02.15

文字の流れに身をまかせ

もしもブログと 逢えずにいたら
わたしは何を してたでしょうか


こにの壺焼 - ググるとブログばかり出てくる を読んで思ったこととか。

自分の最近の経験では、検索結果でウンザリするのはむしろ通販サイトがやまほど引っ掛かるときだったりしますが、検索される側では

検索語から類推される求めている情報を考えると、私のブログにはないだろうなと申し訳ない気持ちになることしばしば。

というのは、実のところほぼ毎日感じていたり...(^^;
かといってその検索対象エントリを消さない(消せない)のもまた共通する感情だったり...しません?

でも、そういう申し訳なさを思い詰めてしまうと、しまいには"私のブログなんて存在しちゃいけないんだ"という念慮におちいりそうで、それは精神衛生上非常によろしくない、というか危険、な気がして。

ブログ(を書くこと)で夢や希望や世の中をどうのこうの、なんて思うべきではないと繰り返し書き散らしている私でもさすがにその部分は深く考えないようにしていたり。
自分の存在を消す、のは確かにひとつの解ではあるわけで、自分を消すという選択肢を消すのは単に自分がかわいいだけかもしれないですが、singnal/noise比を上げることが(それぞれの存在を容認することよりも)優先されるべきこととは思わないし。


となるとsingnal/noise比の(ある程度の)低さは受け容れないといけないし、だとしたらなおさら「本気」になることは労多くして……と堂々巡りが始まるわけですが...

たぶん、ネットで思い詰めないほうが、いいんですよ。
他愛もない文字の流れに身をまかせながら、
「お喋りもたまには無駄になりませんね」
と思えたら、それで。

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2007.02.09

Google単位換算(度量衡換算)についてのメモ

通貨換算の続き。
職場向けメモのつもりが細かな可不可を見つけ出すと止まらなくなって後悔公開(笑)



たとえば「 280馬力 to kW 」のように入力すると換算してくれます。

長さ/面積/体積・容積:
メートル法(主な接頭辞付き含む)/ヤードポンド法/尺貫法相互に可
面積/体積・容積については yd^2 や 立方in といった表記でも認識

長さ:
光年・light-year 可、ly・l.y. は大文字小文字問わず認識せず。
天文単位・ AU・A.U.・au・a.u. のいづれも可
海里の意味での NM は不可( nm ではナノメートル扱い・大文字では認識せず)、
海里・ nautical mile は可。

面積:
アール/ヘクタール可(ただし a は認識せず、ha は可)。

体積・容積:
リットル(これは l でも可)や バレル( barrel )可。
ガロン( gal )や液量オンス( oz ( fl oz では認識せず))の場合は、
英 または UK(小文字でも可) をつけると英国単位、
省略すると米国単位。

質量:
(宝石関係)carat は可、ct・カラットは認識せず。
(貴金属関係)トロイオンス・troy ounce・troy oz は可、tr oz 等は認識せず。
(1000kg を示す)トン・ton は可、t は認識せず。

速度:
m/s・km/h などの表記で可
mph・mi/h・mile(s) per hour は可、mile(s)/h は認識せず
ノット・knot は可、kt は認識せず。

力:
ニュートン・Newton・newton・N は可、n は認識せず。
dyne は可、ダイン・dyn は認識せず。
重量キログラム(kgf)は キログラム・キログラム重 または kilogram force のフルスペルでのみ可。
kg・kg force 等では認識せず、またなぜか グラム・g・gram では認識せず。
重量ポンド(lbf)の場合は lb・pounds force で可、lbf・lb force・ポンド では認識せず。

圧力:
GPa/MPa/kPa/hPa/Pa((ギガ/キロ/メガ/ヘクト)パスカル も可)
bar/mbar((ミリ)バール も可)
atm(気圧 も可)
psi(pounds per square inch)
以上相互に可

水銀柱ミリメートル・トル・torr は可、Torr では認識せず、mmHg も認識せず。
kgf/cm2・kg/cm^2・kg per cm^2 等は認識せず、<力>と同様にキログラム・キログラム重 または kilogram force のフルスペルでのみ可、後ろ部分は "/ cm^2"等の略記可。

mmH2O・mmAq・水柱ミリメートル、いづれも認識せず。

エネルギー・熱量:
kcal/cal((キロ)カロリー も可)
J (ジュールも可)、j(小文字)だと不可。
kWh (KWh でも可)、kwh(小文字)だと不可、キロワット時も不可。

温度:
日本語表記だと違和感がありますが、たとえば
「-30摂氏 to 華氏」のように単位は数字の後ろに。
数字の前に持ってきたのでは認識せず。

摂氏(Celsius/Centigrade/C/c も可)
華氏(Fahrenheit/F/f も可)
ケルビン(Kelvin/K も可)、これだけ k(小文字)だと不可。

ちなみに物理学上ありえない「マイナスの絶対温度」の領域でも淡々と換算します(笑)


繊度(糸の太さ):
残念ながら換算対象外のようです。
d・D・denier・デニール・tex・dtex・(デシ)テックス/テクス 等一切認識せず。

ちなみに
1tex=10dtex=9d
1d=0.1111tex=1.111dtex
(逆じゃないとは思うけど責任は持ちません)

もちろん恒重式の
毛番手(メートル番手)・綿番手(英式番手)・麻番手 等もダメでした。

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2007.02.08

Google通貨換算についてのメモ

公式説明では「1000 円を米ドルに」のような表記ですが
通貨の3文字略号を知っていればたとえば「 1050JPY to EUR 」(小文字でも可)のように「[換算元単位記号] to(またはin) [換算先単位記号]」にしたほうがIMEの切り替えの必要が無くてスムーズ。
度量衡換算についても同様)

略号の主だったところでは
JPY=日本円( yen でも可)
KRW=韓国ウォン
TWD=台湾ドル
RMB=中国人民元
HKD=香港ドル
THB=タイバーツ
EUR=ユーロ( euro でも可)
GBP=英ポンド
USD=米ドル
などなど。

ついでに:
通貨略号一覧はISO 4217 - Wikipediaに詳しいです。
(全部が全部Googleで換算出来る訳ではないと思いますが)

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2007.02.06

「うざい」日本、のブログ

句点を入れたところで題名のミスリードっぽさは消えませんか。

ITmedia +D LifeStyle:ネットから長文が消えたいくつかの理由を読んで思ったこと。

画面表示と入力フォームが主因?そうかなぁ・・・

「うざい」という言葉が市民権を持ち始めたのと軌を一にしていませんか?
あと、ケータイ(文化)の影響とか。


(ニフティの)フォーラムで"育ってきた"者からすると、確かに自他ともに文章の長さは減ったな、と思います。
ときどきローカルに今も置いてあるパソコン通信時代の過去ログを読み返すほどに、「よくもまぁこれだけの文章のやりとりが出来ていたな」と感慨を深くしていたりします。

ただ、あの頃の表示(自動巡回ソフトの、ですが)だって、今のWebに慣れた目で見たら(それこそ行間ギチギチですし)読みにくいことこの上ない。
もちろん装飾はなにもない「素」のテキストばかりですから、今のブログ等のように十人十色のデザインを飛び回るような疲れはないですが。
ともあれ、それでもちゃんと「長文の」やりとり(応酬ともいう)は成り立っていたわけで。

入力フォームの広さは仰るとおり今の人たちには改善の余地があるかもしれませんが、
ダイヤルアップ世代にはブラウザの中へ直接入力、というのは未だに焦るので(苦笑・いつもメモ帳で全部書き上げてからログインして流し込んでます)。


新たに流入してくる層、というのは『ケータイメールが「ネットの始まり」だった』という人たちを(おそらく)多く含むはずです。
彼/彼女たちには携帯の一画面が文字で埋まるのも多いくらいでしょう。

そして、「長文うぜぇ」なんて言葉、珍しくもなくなりましたよね。
いつごろからでしょうか、「うざい」(うぜぇ)という言葉で総てを門前払いにするが如き態度がポピュラーになり始めたのは。

ポピュラーになるに至った時代背景その他考察は他の方にお任せしますが、何がしかの文章を読むにもインスタントに"すっ"と理解できないようなものは受け入れられなくなりつつあるのではないでしょうか。
ということは当然書く立場になってもそんな(長いor小難しい)ものは書かない(書けない)だろうし。


まぁ、長々書いても「読まてれる実感」が得られる人はいいのでしょうけれどね...

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2007.02.03

変わったら、変わりばえがなくなった。

我ながら妙ちくりんなタイトルですが。

ネットが"従前の世間"と変わりばえの無い方向に変わりつつあるのでは?という話。
酔うぞの遠めがね: ネットトラブルとリテラシーを読んで。

ネットワークが個人レベルで持っている根源的な疑問解消のための装置ではなくて、テレビと同様の情報丸投げ装置に変質したのではないのか?と思うようになってきました。

>情報丸投げ装置

ネットワークのコミュニケーション以外の部分では、昔からそんなもの、だったではないでしょうか。

ときどき"Yahoo!から一歩も出ない"などという揶揄めいた表現を目にすることがありますが、
どこか(ポータルの)リンクをクリックして数分「ふーん」「へぇ」と思ったらはい次、なんてことは10年も前から変わりない行動で。

それら(いわゆる"脊髄反射"的な)感想がブログやソーシャルブックマーク等で文字に記録される時代になりましたが、しかし「やりとり」ではない部分に関しては、行動の流れとしては従前とそう大きな変化でもないでしょう。

そして、そういうものが激しく膨張してきたから、変質したように見える、と。


で、コミュニケーションの部分なんですが……

リンク元の冒頭に引用されているような(保護者間のメールでどこかの子どもの名誉が毀損されているとかいう)ことというのは、従前から長電話(笑)や道端の立ち話なんかで変わりなく行われてきたことで、ネットだからどう、ということは、(近所の)悪口が流れる(流される)、という話の本質とはあまり関係があるとは思えないのですが。むしろ文字になったことで被害の証拠がより確実になったのは被害を届けるには好ましくなりましたね、というくらいで。

話がそれました。

現実生活の延長線上ではまず会うことすらままならないようなさまざまな人と、お互いの属性(の世間的な差)を意識することなくカジュアルにやりとりができる、というのが、私が(そしてたぶん"古手"のかたがたも)ネットに感じた魅力のひとつでした。

今入ってくる層は、というと、上記のような「保護者間」はいい例ですが、SNS等にしろ"従前のつながりをそのまま"移してきてその中で(だけ)わいわいやる、というタイプが圧倒的なのではないでしょうか。


TVで見てたようなものをネットで。
電話してたようなことをメールで。
ファミレスでだべってたようなことをSNSで。

「ネットならでは」のやりとりが少なくとも相対的には激減した。おそらく絶対数も減っている。

ネットが膨張すればするほど、限りなく「従前の世間のコピー」になりつつあるのかもしれません。


で、そうだとして、何が言いたいのかというと……

(従前の)世間が動かせたような『世の中』はネットでも動かせるかもしれないけれど、
ネットが勢いを持てば持つほど、世間では動かせなかった『世の中』はネットでも動かせなくなるのではないかと。

そう、思います。

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