啓徳の思い出/GoogleMaps香港
話題のタイミングというものがあるのでしょうか、某ソーシャルブックマークで'98年に閉港した香港國際機場(啓徳)Hong Kong International Airport(Kai Tak) の Runway 13 IGS Approach:通称『香港カーブ』のYouTube映像が話題に上がっているのを見て。
「有名な風景」であり「懐かしい」という感想なんですがブックマークコメントを見ると初見の驚きを表明される方も居られるようで、そのことが新鮮に思えたり。
昔から個人のホームページに動画が置いてあったりしたわけでその意味でも驚くような話ではないのですが、そうですね、今はYouTubeで何でも見ることの出来る時代なんですね。
で、話題に上がっていた映像よりバンク角のきつい(撮影場所の違いだと思いますが)、そして我がハンドルの由来たる"Tristar"の映像を貼り付けてみるテスト。
YouTube - Kampuchea Airlines L-1011 landing at Hong Kong Kai Tak
かつて香港に行ったことがあります。この香港カーブを体験するために(笑)。
チェックインで"Window""Right side"と言ったにもかかわらず"A"(左の窓側)席を発券しやがった台北のカウンター職員と、おかしいと思いつつ言い出せなかった自分を今でも恨みます。日暮れの到着でしたが案の定カーブの外側で夜景らしい夜景も見えず。
翌日。
空港3階だか4階だかにあった駐機場に面した大きなカフェテリアで、雲呑麺Won Ton Noodle(超細麺であっさりしてたのを未だに憶えてる)をすすりつつそのまま数時間粘ったこと、
その後有名な駐車場ポイント(隣接のカーパーク屋上)で『香港カーブウォッチング』を堪能したこと、
そこにいた白人スポッターが本当に単眼鏡でウォッチングしていたこと、
(日本人はまず間違いなく双眼鏡を使いますが、外国ではほとんど単眼鏡、と読んだことはありましたが)
彼らが日系の会社の機材「だけ」しかカメラに収めなかったこと……
すべてが懐かしい思い出。
啓徳である間にもう一度行きたかった...
……もう新空港Chek Lap Kokに移転してから9年経つんですね。
そして今年は香港返還10周年。
話題のついでに。
去年の今頃は航空写真のみ、しかもまだ「新空港が造成中」の画像しかなかったはずの Google Maps ですが、いま見に行ったら結構詳細な地図まで表示できるようになっていました。もちろん画像も更新されて。
下記スクリーンショットはその旧啓徳機場付近の地図+写真ハイブリッド表示。
地図を眺めているだけでちょっとした旅行気分になれます。
そういえば中環Centralから維多利亜港Victoria Harbourに向かってひときわ大きく輝いていた『ぢ』のネオンサイン、なくなってしまったんだそうで。残念。
ここに<山口 文憲『香港 旅の雑学ノート』(新潮社文庫:1985)>のアフィリエイトを貼り付けたら儲かったでしょうか。10円くらいは(笑)。
新潮社サイトには記載なし。オンライン書店にリンクするのは癪なのでリンクアンカーなし。
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