『だから、あなたは、始めないで』
目的があって、あるいはただ何となく、あるいは煽られて、今なら大抵ブログでしょうが、「ネットに何かを書く」世界に参加するとします。
多かれ少なかれ、そこにはなにがしかの期待感や希望といったポジティブさがあると思います。
ですが……
WEBに日記や文章を公開するというのは、本当に怖いことなのです。「繋がれなかった人と繋がれる可能性」がある一方で、「繋がらないほうがいい人と繋がってしまう危険性」もあります。「話せばわかる人」としか接点が無かった人にとって、「話しても聞く耳すら持ってくれない人」「自分の解釈でしか生きられない人」とまで直接繋がらなくてはならないというのは悲劇なのかもしれません。
他の人が、そんなこと知らずに同じこと書いたりするのですよ。でもそれは仕方ない。でね、その人が、影響力持ってると、その人の記事が注目されて、自分が最初なのにスルーされちゃうんですよ。
(中略)
Web でいくら個人で情報発信できると言ったってね。人が人である限り、そういった政治的な問題がどうしても関わってくるんだろうなって思うのですよ。
(中略)
ネットでは、一般人でも何とかなりそうだと当初考えたていたけど、どうやらそれは幻想だったようです。
……遅かれ早かれ、こういう現実に気付くときが来ます。
先に参加されて、そして先に気付かれた方々(もちろん引用したお二方にだけではなく)には、まだ始めていない層に向けて、はっきりと結論を記してほしいと思います、
それでも書くことにどっぷりハマってしまって今更どうしようもない私たちを反面教師と見るべきだということを、
『だから、あなたは、始めないで』
ということを。
まぁ、もうちょっと前向き(?)に、「訓練って分かってる?」というのでもいいですけど。
自分もよくやるので人のことは言えないですが、「ほのめかしたつもり」では読み取ってはもらえませんので。
えっ、それとも「存分に悲劇や絶望を味わうがよいわ!」と?
まさかそんなことはないですよね。
「得る(かもしれない)もの」についての話はもう充分だから、
もうちょっと「犠牲(をへらすこと)」について考えましょうよ。
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コメント
あえていいます。
「※個人差があります。」 byココログ
投稿: souryuusei | 2007.04.07 19:36
うはは、そうきますか(^^;。
・・・いや、不愉快であったなら申し訳ないです。
確かにあれ(広告)と同様、こちらも極論といえば極論なので。
でもね、「無くてもいい不幸」にはブレーキかけようよ、って。
そういう意見です。
投稿: Tristar@管理人 | 2007.04.07 22:08
なんとーなくですけど、90%伝わらない気がします。
この記事を見る人たちはほとんど文章(ブログとか)を書いている気がするから。それと、書いたことが無い人には、伝わらないと思うから。
でも、そう考えるとイソップ童話というのは秀逸ながらも、伝わりそうに無い話な気がします。経験があるからこそ「あーこうゆうことか」と実感するわけで。
さてイソップ童話は自虐的ギャグだったのか、過去の戒めだったのか。
それとも、本当に子供への忠告だったのか。
私は、コトバ自体(名言や格言などでも)動き出すことを助長するためのものであって、止めることは出来ないモノだと思っていますが。
投稿: 景浦 | 2007.04.08 03:33
>90%伝わらない
まさか!
99%以上、でしょう(笑)。
(その諦観は持っているつもりです)
だから、私じゃ伝わらないから、お願いしている、とも言えます。
外野のヤジではなく、実体験をベースにした「そんなに伝わるものじゃない」ということ。
せめてそれを伝えたいのですがやはり伝わるはずもなく。
すでに始めている人も含めてですが、どこかで少し「慎重さ」がプラスされたなら(私としては)御の字です。
投稿: Tristar@管理人 | 2007.04.08 12:00
別に不愉快じゃないですよ(笑)
いや、まぁ、「個人差がある」ってのを、本来はもっと前面に押し出すべきだということでして……
結局は、やってみなけりゃわからないと思うし、小難しいこと書いてるオレが吼えても、屁のツッパリにもならないでしょう。埋もれてしまうだけでしょうね。
参照:初心者に聞く耳を持たせる啓蒙活動について
http://blog.goo.ne.jp/souryuusei0401/e/65d7c7073bde980d8be83add5fe2f83f
>「無くてもいい不幸」にはブレーキかけようよ、
不幸と思うかどうかは、やはりその人次第だし、オレも不幸だとは思ってはいないんですけどね。むしろ、ブログで得たことのほうが大きいですよ。ただ、はまり過ぎてだらだらと遊びすぎたけどね。無駄だったとしても、それはそれでいいのでは?急ぎすぎてる気もしますし。
あ、あと蛇足。セレブブロガーと一般ブロガーの間には、キャズムが存在し、セレブブロガーからの橋渡しがないと超えられない仕組みになっているように感じますね、なんとなくだけど。上に行けば行くほど、枠が狭いからなんでしょうかね。
投稿: souryuusei | 2007.04.11 21:45
どもです。
どうしてもリスクを軸に考えてしまうのは性格なのか信条なのか自分でもよくわかりませんが、たぶんその両方が渾然としたものなんでしょう。
まぁ幸不幸はもとより得るだの失うだのといってもたいていの場合"priceless"だし「物」でもないでしょうから、ひとえに気持ちの持ちよう、というのはそうなのかもしれません。
だから(という接続詞は適当でない気もしますが)『不幸ではないし得たことのほうが大きい』と言えるのは「うまくやっていけた」証ではないかと思いますし、その気持ちのままで区切りをつけられるのは憧れであると同時に願わくば皆がそうでありますように、と思います。
>セレブブロガーからの橋渡しがないと超えられない
セレブの感性を刺激するのも要件(というか実力というか)のうち、では?(笑)
望むだけでは得られない地位ならそれもまた価値のうちかも。想像しかできませんが。
投稿: Tristar@管理人 | 2007.04.11 23:59