諸君、"みんな"はテレビがまだ好きだ
めったに乗らない電車に乗ると画面部分を横長に回転させた"ワンセグケータイ"を一心に見つめている乗客に連続で出くわして。
自分が理解できないという理由だけで他人のふるまいを批難するものではないという道徳を心の中に聞きつつもついつい浮かんでしまう問い、
『そこまでしてテレビを見たいか』。
ソーシャルブックマークなどを足がかりにしてネットをさまよっているとそれが"かなり偏った一部"であろうというバランス感覚をもってしてもテレビ(の影響力)を(現実以上に)無いことにしたい声がある程度の勢力を持っているのかなという気になるが、
そう思いたい勢力は大画面テレビが(日本の住宅事情に不釣り合いに)好調に売れ続けているのもさることながらUSB接続のワンセグチューナーまでもが猛烈な売れ行きだという現実をどう説明するのだろうか。
結局のところ本当の"みんな"と言おうか現実には世間の大多数はまだまだテレビが大好きなのだろうと思うのであって、見ない「こちら側」との断絶はまだ深まりこそすれ容易には小さくならないのかもしれないと思った。
だからどうなのだというのはやってることは大して変わらないのにコミュニケーションの断絶だけが深まるのはあまりよろしくないことのような気がする、ということ。
解決策があるわけじゃないけど。
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コメント
>そこまでして…
まぁ、これ言いだしたら、電車の中まで電話したいか?とか、ゲームしたいか?とか、メールしたいか?とか、新聞を読みたいか?とか、本を読みたいか?とか。電車など移動中の、個人の暇つぶしの選択肢が増えただけ、って気がしますけども。
自分は毎日片道1時間ちょい程度、通勤電車にゆられてるもんで、最近ワンセグ携帯を買いましたが、ラジオ代わりにちょっと見にはいいですね。座れないときはなおさらに。
投稿: dai | 2007.07.06 09:06
ええ、もちろん暇つぶしに貴賎もなにも無いはずですが(^^;。
ただなんというか、色々な"陣営"みたいなものがあって、それぞれが互いを攻撃的に否定しあっている、みたいな構図に見えたりもしたので。TV⇔ネット、とかいうように。
断絶ばかり深めても、まぁあまりよろしい風潮じゃないですよね、という……印象論ですけれども。
投稿: Tristar@管理人 | 2007.07.06 21:25