死んだらどうなる、を調べてみました。
100年残れば歴史遺産でも、1年たなざらしはイヤなものですからねぇ(^^;。
もしも、ブロガーが死んでしまったらブログはどうあるべきなのか?*ホームページを作る人のネタ帳と、言及エントリのいくつかを読んで思ったこと。
ということでいくつかのブログホスティングサービス実施業者のユーザー死亡時の扱いを見てみました。
会員規約:@niftyより引用:
第12条(会員からの解約)
1. 会員は、会員契約を解約する場合は、所定の方法(書面の提出、オンライン上の送信等)にてニフティに届け出るものとします。ニフティは、既に受領した債務の払い戻し等は一切行いません。
2. 会員契約に基づいて@niftyサービスの提供を受ける権利は、一身専属性のものとします。ニフティは当該会員の死亡を知り得た時点を以って、前項届出があったものとして取り扱います。
(3.略)
BIGLOBEサービス会員規約(現行):My BIGLOBE会員サポート
ニフティとほぼ同様の扱い(第12条)。
So-netサービス会員規約
死亡したとき等は『利用資格の全部もしくは一部を停止するまたは失効させることができる』との表現(第5条)。
利用規約 - gooID
livedoor - livedoorIDサービス利用規約
Seesaa サービス規約: 利用規約&Seesaa サービス規約: Seesaa ブログ利用規約
規約には(ID所有者が)死亡したときの言及は見つからず。
一定期間の利用履歴なしで(ID登録を)停止することがある旨を準用するのかも。
はてな 利用規約
FC2ID
規約に(利用者からの)解約について言及は見つからず。
どこでも「死んだ(ことを事業者が把握した)らコンテンツも自動で消滅」じゃないの?と思っていたら違うのですね。
ただし、以上すべてにおいて表現は少しずつ異なるものの『第三者への譲渡・貸与・売買等禁止』とは書いてありますので(どこかには相続もできないと書いてあった)、"中の人"が(前任者死亡により)変わることはできなさそうですし、厳密に解釈するとIDとパスを遺して削除してもらう、のも規約違反になりそうですので、後者になるほど(血縁といえども)死後削除すらできずにホスティングサービス終了まで放置、の可能性は高まりそうです。
個人で用意したサーバー/ドメインの場合は"中の人"が交代する事態は十分に考えられそうですが。
……(公正証書)遺言の執行でもダメなんですかね。こういう事態を想定して若年層に遺言作成ブームが、なんて夢想もネタとしては面白いのですが(公証人にとっちゃぁいい迷惑かもしれませんが)。
『ブログ作法(の確立を!)』みたいな議論に対して「いつまでこの仕組みがあると思ってるんだ」なんてことを書いたりもしてきた私自身がもう4年を越しているわけで最近そういう冷笑は控えていますが(苦笑)、でもさすがに今後数十年は無いんじゃないかなぁ、と。
勝手に今のユーザー層を推測してみると、だいたい西暦2030年前後から毎日どこかの『本日を以って会社を定年退職いたしました』なんてエントリがソーシャルブックマークで注目される……ようにはいくらなんでもならないでしょう、と思うのですが、皆さん、自分の、周囲の、そういうエントリ、想像できます?(そんな雇用形態がとっくに絶滅してらぁ、というのはナシで。)
そう考えると、どちらかというと、「こうして書き溜めてきたもの、このままのカタチで、あと何年残せるのかなぁ」、という切なさ(刹那さ)のほうが先に来るようにも思いますがどうでしょうか。
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