書くに際して不可欠な、たった一つの心構え
護身。以上。
保身、と言いかえても良いかもしれません。ちょっとネガティブなニュアンスを放つ表現ですが。
ブログ/ネットに書くことに対する心構えがどうたら、辺りで。
読み手にとってのメリットデメリットとか議論しているようでしたが。
それ以前に、自分にとってのメリットデメリットを吟味しなきゃいけないんじゃないの?
思ったことを(ためらわず)どんどん書いてみよう!という趣旨のことを繰り返し説かれる方々は少なからず居られるようですが、ならばと実行に移そうとする人が居られるならその人たちにはちょっと待って、と言いたいのです。
もしそれで自分が何らかの傷を負ったとして、煽った先人達を責めても、誰一人相手にしてはくれないですよ?
まぁ、(リアルの)生活に支障が出ない限度において、であれば、不注意その他で多少の痛い目にあうのはある意味訓練として肯定するのもアリかな、とは思わなくもないですが。
だがその反面、気を遣いすぎると何も書けなくなってしまうのも事実。
いいじゃないですか、それで。
書けないと思ったものは「書かない」のが最善手なんじゃないですか?
発信する必要なんて、最初からなかったんじゃない?
「ネットしてる」ことの原点に還ってみましょうよ。
趣味で身上潰すのは他人事としては笑えるかもしれないけれど。
安全はすべてに優先するというスローガンは、なにもヘルメットや安全靴とセットではありません。
こんな趣味娯楽の場でも、むしろ趣味娯楽だからこそ、自分の身を守ることをおろそかにしてはならない、と思います。
(少なくともリアルに影響しないという意味での)護身、を心構えとして忘れないように。
……ということを踏まえれば少なくとも最初のうちはネットではネットのことを/ネットのことはネットで、というのを大原則にするのが良いかと思うのです、あまり目にしない意見なのが不思議ですが。
関連→畏れよ、未来を(2006.03)
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