続・『ネット』と『生きる糧』との距離
もう、その距離の遠近で、ネットワークそのものを分離してしまえばいかがですか。まさか新たな回線を敷設するわけにはいかないでしょうが、別の通信プロトコルを使うくらいの。
ビビリな若者たちよ!! 実名ブログで自分を「見える化」する勇気を!!:久米信行の「企業経営に活かすブログ道」:ITpro
と、この記事への反応を読んで、あらためて。
かつて久米さんが日経PC21で連載されていた『メール道』も参考にして、ですけれども、
おそらく久米さんにとってのそういったメールやブログでの"縁"というものは、すべからくビジネスとしてのつながりを期待するもの、なのだろうと。
法律で言うところの『業として』というか、情報発信が現在and/or将来においての『生きる糧』につながるもの。
そういう使い方しか念頭にないし、それ以外の使い方など見えていない(または敢えて見ていない:インプットにならないもんね)からああいう表現になったのではないかと。
それはそれでひとつの使い方ではありましょう。インプットになりそうもないものを"石"として淘汰し、存在しないも同然の扱いをするのは。
ただし、あくまで"ひとつの使い方"でしかないことを忘れていただきたくはない、と思います。
自分が「持っているもの」を積極的に発信して人脈を集めたいと思っている人と、身辺雑記や半径ワンクリックの出来事に鼻を突っ込んでいるブログではコンテンツが異なるというのは無いだろうか。
そうなんですよね。
少なくとも[日本の][現状の]ネット/ブログ界においては、
多くは『ネット』と『生きる糧』との距離が遠くて、そして、どちらかといえば遠いままでありたいのではないかと思うのですよ。
ですから。
久米さん(たち)のような『業として』の側にとって私たちがノイズ扱いであるように、私たちからすればあなた(たち)のような煽り方は反発をもってしか受け取れないし、何より私たちの実情にそぐわないのですよ。
ならば、もう、『ネット』と『生きる糧』との距離の遠近で、ネットワークそのものを分離してしまえば。
わたしたちも"世界が違う"ひとたちから卑怯呼ばわりされても困るだけですし、
あなたがたも"姿勢もへったくれもない"イナゴにたかられたりしたら商売に差し障りが出るでしょう?
なんでもかんでもフラットに混在してバンザイ、みたいなの、そろそろ考え直しましょうよ。
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