ネットではネットのことを/ネットのことはネットで
それを大原則、第一優先順位にするだけで、ずいぶん"事故"は防げると思うのですがね。
「ネット論」や「サイト論」、「ブログ論」というもの。
"知らないだれか"と、相手の属性も出自も関係なく、
参加者のだれもが経験者かつ当事者として対等に発言できる、おそらく唯一の話題ではないですか?
その点だけを見ても優先順位を上げる大きな理由になると思いますが。
すこし話はそれますが。
『実際にはほうぼうの"井戸端"や"ろばた"でささやかれているような、ただし「現代道徳からは許されない」世事への感想』を書いたがために炎上する事例が後を絶たない現況に、『"毒抜き"された当たり障りの無い感想だけが溢れるネット社会になりそうで』と憂う向きもおられるようですが、べつに世事を相手にせずとも"毒"や激しい応酬はありうるわけで。
ネットに対してはだれもが経験者かつ当事者ではありますが、皆それぞれに違った経験をお持ちですから。
当然のごとくうんうんと頷くだけではない、モメゴトも罵り合いも十分すぎるほどに起こる余地はあるはずで、『ネットのこと』に限定したからといってそういう"活気"が失われることは決して無いはず。
そして、読み、書き、議論したことをそのまま採り入れるにせよ反面教師とするにせよ、それを反映させることによって実効性を伴うことのできる話題でありましょう、「サイト論」や「ブログ論」というものは。
(リアルに波及しかねない)"事故"は減り、しかしコミュニケーションの"活気"は失われないというのに。
『ネットではネットのことを』と、それを大原則にすべきと、なぜだれも声を大にして言わないの?
裏返し、ネットのことはネットで(解決を)、というのも、まぁ触法事案のようなものは除外するにしても、これも原則とすればいいと思うのですがね。
……という意見のベース:濃い話のある薄い世界で(2007.11)
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