インターネットで情報収集「以外」をするときに必要なこと
それは、ノイズをノイズ扱いで終わらせないことだと思う。
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それは、ノイズを許容することだと思う。
おっ、と思ったのですが、ずーっと読んでゆくと、
ノイズは「あってもいいよ、見ない(で済ませる技術がある)から」と読めてしまったのですが、違いますか。
なーんだ、その意味での「許容」かと。
ノイズと切って捨てられる、何度も何度も書いてきましたが、玉石の石として淘汰される圧倒的多数にとっては切ない話であります。
まぁ、情報収集であれば仕方ないとは思います。ましてやせっぱつまってる時にノイズに付き合う暇なんてないですからね。
ただ、そういう除去の技術(個人スキル)って一朝一夕に得られるものではないし、さらに"まじめな用途"に使うには何かと難しくなりつつあるように思いませんか?
それなら"棲み分けて、ノイズの存在自体を減らす"考えもありだと思うのですが。
関連→レベルと多様性は並立しない。さあ、どっちを取る?(2008.06)
そうでなくて、多様性を信奉するのであれば。
ノイズをただのノイズ扱いで終わらせるのは違うんじゃないですか?
別の視点から。というかこっちが本題。
どれだけ(の割合で)「ネットで情報収集」していますか?
ネット歴が長くなれば、そして画面に向かう時間が長くなれば、情報収集なり議論なりで"真顔でネットする"割合は相対的に下がってくるものじゃないですか?
新しい、だけど大して変わりばえのないもう一つの世界で、TVをそうするのと同じように"ダラ見"することの方が多くなりませんか?
せめて、そんなときには。
ノイズ(と思っていたもの)にも何かシグナルが見つかるかもしれません。
あるいは、ノイズの集合体から見えてくるものだってあるでしょう。
ネットの良さはノイズを許容することで広がるのだと思うのだ。
だから、ノイズとして許容するんじゃなくて。
それらにも目を向けて、できればノイズ扱いのままで終わらせないようにしたいし、してほしいんですよ。
せめて、真顔で使っていない時くらいは……
関連→真顔で使うな、笑顔で使え(2007.09)
そうすれば、石として淘汰され続ける──私のような──存在への、せめてもの手向け、じゃなかった、慰めになるような気がするのですが。
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