タイトル(というか書名)だけに反応。
……いや、買おうと思って近所の(スーパーにテナントで入っている)本屋さんになかったから(^^;
ウェブはバカと暇人のもの?: ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね):
そうでもないんじゃないですか、なんて思うわけでして、なんで「ウェブはバカと暇人のもの」と思ってしまうのかというと、ウェブという市場を自分の商売における理想郷だと位置づけるからそう思うわけで、
(中略)
そもそもウェブに限らず、社会というものを、自分に都合良く解釈しちゃ駄目なんです。
なに?誰かがビジネスとしてのウェブに絶望した、って?と、ニヤけてしまった私です。
……ええ、我が意を得たり!という意味で。
現在であれ未来の種であれ「ビジネスとして」ウェブを使っておられる方々が一定数居らっしゃることは承知していますし理解もしているつもりです。
しかしですね、
もちろん私だって仕事絡みの検索はしますしニュースリリース漁ることもありますが、ここでいう「ウェブ」というのを(こういうオープンな)ネットコミュニケーションと限定すれば、
そりゃ絶望もするでしょう。
だって「ビジネス」として必須の"生産性"だの"投資効率(時間的な)"だのから言えばまるで話にならないでしょうに。
(まぁ例外的に、コンピュータとネットそれ自身のことであればいちばん効率的かもしれないですけど)
たとえばこうしてこの世界と「生きる糧」とは最大の距離を置きたいなんて公言するような私みたいなのに気軽にちょろっと言及されたりするわけですよ(笑)、
そりゃぁ「ビジネス」──以前の、「切磋琢磨」とか「成長ニ資スル」とかいう意気込みでも──にかけてネットしてるひとにとっちゃぁノイズ以外のなにものでもないであろうことは私にだって分かるわけで。
(ということで今回トラックバックしてないですけどね)
だからお互いのために棲み分けを、と何度となく書いたのですがあまり賛意の反応をもらえない、どころか「我々を追い出そうとは何事か!」なんて怒られたりもしたので想像できる範囲で自主規制している今日このごろですが……
バカと暇人、じゃなくて。
ひとの生活の、暮らしの中で、なんというか、「バカやって楽しむ」みたいな部分──それは余暇の領域でもありますよね──、あるじゃないですか。
だからね、ひとの中のそういう部分を引き受けるのがウェブ──少なくとも特に制限のないオープンな場でのネットコミュニケーション──の役割、という見方はあっていいと思うんですよ。
まぁインパクト勝負でそういう書名にしたのでしょうけど、「バカで暇な」というなら、そういうものだとむしろ胸を張ってもいいのではないかとさえ思いますね。
関連:
『娯楽』を、しています。(2008.07)
純粋になろうよ。(2009.03)
まぁ、読んでみたいと思います。
なんとか今週末にでも入手できるかな……リアルの書店で(これもまたポリシーなり)。
(追記09/05/31)
件の本を買ってきて読みました。
これだけネガティブな感情で彩られていても売れるならうちのブログだって・・・いやなんでもないです(笑)
『「双方向のネットコミュニケーションが高尚な、あるいはビジネス的に劇的ななにかを生み出す」なんざ、さっさと絶望しやがれ』というのはもう心底同意したくなりましたです。はい。
最近のコメント