上限・下限の範囲内で
書いたり読んだりを「楽しむ」というのは精神安定剤というか、こころを"いい状態に保つ"ためにすることであるはずで。
よく「何とかがんばってアウトプットし続けよう!」なんてブログ指南を見かけますが。
そーゆーのは仕事で──なにか非営利の活動家同志募集でもいいけど──するひとの話であって、
決してそうではないはずの大多数にとって、「がんばる」というのに"訓練"や"苦行"のニュアンスが含まれるのなら、むしろ「がんばる」ことを注意深く避けなければならないかもしれません。
逆に。
「書くことが次々あふれてきて毎日楽しくて仕方ありません」というのも、それはまことにめでたいことではあるのですけれども、見方を変えれば"依存の一歩手前"でもあるわけで、手放しで喜ぶことではないかもしれません。
どっちにしたって『根を詰める』というのはよろしくないと思うんですよ。
上限・下限どっちとも。
リミットスイッチを設けて、それにかかったらいったん止める、そんなイメージ。
デジタル思考なのか何なのか、なにかにつけ中途半端であることを嗤う傾向がとくにネットでは強かったりしますが、
何度も繰り返しますがあくまで趣味娯楽の範囲であるならば、むしろそういった「中途半端な状態」でなければならないのではないかと思います。
書いて終わり、ではなくてコミュニケーションを求めるなら、相手があっての話ですから自分の思い通りにはならないしモメることも避けられないです、趣味娯楽であってもこころの安定を求めていてもその部分の"覚悟"は必要ですけれど、だからこそ、せめて自分自身に対しては『根を詰める』ことのないようにしたいものです。
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