楽しい時間は引き抜けない
「○○知ってる?楽しいよ!」
ある"場"を楽しんでいるひとが、そこにもっと人を呼び寄せたい、と思うときの言葉ですが。
「『どっぷり浸かっていて楽しんでいるほかの場』がすでにあるひと」には効果のない言葉かもしれません。
もういまさら"空白の時間"なんて誰にも余っていなくて。
時間の奪い合いになるから。
すでに楽しんでいる場をもっているひとを引っこ抜くのはものすごい労力が要るのだと思います。
あたらしく人を呼び寄せたい、と思うなら、ほかのいろんなことに欲求不満を感じていて、居場所のなさを感じているひとに向けて「そんなあなたにSecond Life(あ、言っちゃった)」と宣伝するほうが成功率は高くなるのではないかなと。
あるいは、「何万人がそれぞれ何時間も費やして楽しんでいた何か」が衰退を迎える時を狙う(^^;とか。
……ということを、
Togetter(トゥギャッター) - まとめ「SecondLifeを日本で復興するには」
のタイムラインを眺めながら考えてみたのでした。
関連→「ネットする」時間には限りがあって。(2007.12)
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コメント
@regicatです。取り上げていただきましてありがとうございます。
もともと「復興」なんて大仰なタイトルがついてしまっているので
そう伝わってしまうのも無理もないのですが。
おそらくあのTLにいた人たちの望みは、「SLに人を呼びたい」という
ことではなく、
「SL楽しいよ、楽しんでるよ」
と口にしたとたん、
「電通社員乙」「必死だなw」「TwitterにSL臭を感じる(どちらもブームを演出されているという意味)」
などと煽られてしまうような現状をなんとかしたい、ということだと思うのです。
(少なくとも私はそうです)
とはいえ、その辺を理解してもらうにも「空白の時間」が必要になるということなのかもしれませんね、とほほ。
投稿: うな | 2010.02.27 21:09
>煽られてしまうような現状をなんとかしたい、ということだと思うのです。
あー、それはつらいですね...
"素直に"楽しんでるし終わってなんかいない、ということを書けない(書いたら邪推される)なんて。
うーん、それは冷却期間が要るかもしれない...
大元のTumblr読むに本国ではそれなりのにぎわいとの由、私も初耳でした。
投稿: Tristar@管理人 | 2010.02.27 22:14