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2010.05.30

書くのと結果を確かめるのは、セットだからなぁ。

公開の場になにごとかを上げておいて、「上げた時点でゴールなんです、見られたかどうかなんて気にしないんです」というのは、わたしには信じられません。

ましてや、それなりに深刻な・重いことがらを上げたのならば、
『読まれてナンボ』、さらにいえば、
共感をもって読まれてナンボ』というのがほんとうの気持ちではないでしょうか。

「書いて読まれる場に上げた」というのと、
「その結果を見る」というのは、
セットで1つ、だと思います。

だから、
ekken-不快な思いをしない為の「アクセス解析見ない」はホントにオススメ:

なされた言及が「当事者にとって不快」なものか否か、これを機械的に判定することは困難だろうから、一切の不快を感じたくない場合は、あらゆる言及に対して耳を塞ぐしかない。
(中略)
「望まない言及」を受け入れたくない人の「アクセス解析見ない・エゴサーチしない」 絶大な効果を発揮するので、マジお勧め。

というのは、いささか無理な相談ではないかなと思います。

たしかに「望まない言及」は遮断できるかもしれませんが、
それは同時に「望んだ・期待した言及」を知る手掛かりも失うことを意味します。
それはつまり、おおもとの、「読まれる場に書く」という意味を失うことに直結しませんか?

やっとの思いで公開したんです、「反応に救われる思いをする」ことまでが予定としてセットされている……想像ですが、違いますか?

いいアイディアも何も、
それを望むなら、無制限にオープンな場に上げたら絶対あかん!と、繰り返し、言い続けるよりほかにないと思います。
上げたが最後、
ネタにされるだけだから、
傷が深まるだけだから。


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2010.05.18

期待と責めは裏表、そして無茶ぶりという相似形。

前稿には量・質とも自分史上最高の反応を頂きまして皆様には感謝いたします。

コメントやらトラックバックやらで気づきましたが、「社会的責任」というのはあいまいな言葉で、その分"責める側"にとってすごく便利な言葉なのかもしれないですね。

404 Blog Not Found:社会的責任を果たすのは、社会。:

"You understand and agree"とあるのだから、ユーザーは全てこのことを了解したことになっている。
たとえ大震災の間にTwitterがクジラ釣りにいそしんでいても、Twitter, Inc. を責めるのは筋違いということになる。

漢字で書くと「現状有姿・無保証」ですか、ソフトとサービスとを問わず、無料と有料とを問わず書いていますね。

……だからこそ、それでも責めたいときに「社会的責任」という便利な言葉を持ち出すのでしょう。

「的」って「の」の事だから、s/的/の/gとすれば、「社会の責任」ということになる。
じゃあ社会ってなんだ?
少なくとも、Twitter, Inc.のことではないよね?
自分を棚に上げて言うと、牽強付会もたいがいにしろ、という気のする論理ですが(笑)、やはり第一に責める相手はTwitter Inc.になるのではないでしょうか、とくに『真顔案件に使いたい』ひとたちにとっては。

前稿コメントにもすこし書いておきましたが、
連中は「(自分たちの)真顔案件に適したインフラであれ!」という期待をおっ被せて、やれ使いづらいだのノイズに塗れるだのと怒り出すんですよ、(免責事項があるから)社会的責任を持ち出して、ね。
「期待すること」と「それが叶わなかったときに責めること」は、ときに表裏一体に存在するものではないでしょうか、とくにマジメなひとand/or使い方であれば。

まぁ昔からある話で、NIFTY-Serve(当時:現@Nifty)のフォーラムの時代にもよくありました、「フォーラム/会議室は公器だ、云々」というのは。
当時から何を言っているんだ、と思っていましたけどね、フォーラムなんて最終的にはシスオペに対してAs you wish,Your Highness(御意のままに)というしかないものであって、というかそもそもニフティ株式会社という「いち私企業の私物」であろう、と。
それはともかく。


TwitterもTwitter Inc.として営利企業になったんだ、いつまでも「純粋」ではいられなかろうから、
わたしがTwitterに、そしてそのユーザーに、「他愛ないコミュニケーションのインフラのままであれ」と望むことが"わがまま"だ、ということは自覚しています。
しかしそれは、できうる限り出自に沿った使い方であれ、という願い。

他方、「真顔案件のためのインフラであれ」と望むのも、"わがまま"だ。
そしてそれは、Twitterの出自にも設計にも反した要望だ。
それを無茶振りというのではないのですか。
そうである以上、嘲笑され、叩かれても同情の余地に欠ける思想ではないのですか。

いちユーザーが作者に無茶振りをするの図、と、全くの相似形ではないですか。


自分のタイムラインが"汚され"なければいいじゃん、という卑小な話ではなく、
無茶振りをする輩にはそれが「無茶振りだ」ということに気付いてもらう必要があり、
そういう思想はきっちり叩き出し……はしなくとも(^^;;;、とにかく考え直してもらう必要があるのではないですか?ということを繰り返し繰り返し書いてきた素地の上での前稿だったわけです...いやまぁ、エントリ単位でしか読まれないものであることは重々承知の上ですが。


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2010.05.16

フリーソフトに社会的責任がナンセンスなら、無料サービスにも社会的責任はあり得ないですよね。

──追記──

引き続き次稿において、わたしがメインに問いかけたいことをすこし詳しく書きましたので、そちらも参考にしていただければと思います。
『わたしは』「フリーソフトに社会的責任ありやなしや?」ということをメインに問いたいのではない旨、ご理解いただきたく思います。


「フリーソフトに社会的責任を求めるなどナンセンスだ」という声が大きいみたいなので確認しますよ!

フリーのTwitterクライアント(作者)に無茶振りをしたひとがいたらしいのが発端の議論:
代表して『Togetter - まとめ「夜フクロウの件に関するさまざまな反応」』を参考リンクにあげておきますが……

……個人的には、有料か無料か、意図したか否かに関わらず、結果として社会に影響を与え(てしまっ)たら責任も発生しちゃうんじゃないかなぁ?、という気もいたしますが、
繰り返しますが「フリーソフトに社会的責任を求めるなどナンセンスだ」という声が大きいみたいなので。

だったら、それこそTwitterのような無料サービスに対しても、社会的責任を求めたり、
そこの無料ユーザーが社会的責任を前提にした『真顔案件』──政治活動とか災害速報とかビジネスとか──に使おうとあれこれ画策したりすることにも、
当然に「ありえない!」と一蹴しますよね?
Twitterに限らず、ブログでもSNSでも、無料サービスをそんな案件に使おうとする、その思想自体がナンセンスだ、と明言しますよね?

確認します:まさかダブルスタンダードな方は居られないとは思いますが;-P

関連:
Twitterに勝手な期待をおっ被せる罪(2010.01)
続・Twitterに勝手な期待をおっ被せる罪(2010.03)

「うつつをぬかす」、それこそが正統。(2009.08)
真顔で使うな、笑顔で使え。(2007.09)


皆様におかれましては、是非とも、「ネットに閉じた」「娯楽用途に」使うことが大前提である旨、繰り返し繰り返し、協調して声をあげていただきたくお願い申し上げます。

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2010.05.14

しらない間に訴えられて被告になっていたでござる、の巻

──それは、縁のない地の法律事務所から届いた、一通の封書で始まった──

 


 

以下、経緯。
(私の知らない)だれかがなにかの代金を私の口座に間違って振り込んだ

先方、すぐに間違いに気付いたらしく、金融機関に組戻を依頼した

金融機関「現住所わかんなくて連絡とれないです」
(当方、住所変更届出してない)

先方、弁護士を頼る

弁護士→金融機関「ということで口座名義人の漢字氏名と登録住所教えて」
(それを手がかりに戸籍の附票から住所履歴を調べることができるため)
金融機関→弁護士「名義人の委任状がないとお教えできない」
(名義人が誰かを知りたいのに名義人の委任状がないから断る、という禅問答……(^^;)

先方、やむなく「不当利得返還請求」の裁判を起こす

弁護士→裁判所「裁判所さん、被告の特定お願いね」
裁判所→金融機関「ということで教えてね」
金融機関→裁判所「裁判所からの調査であればお教えしましょう、はいどうぞ」

その後(たぶん上記手順で)現住所判明
弁護士→当方「ということで誤振込の組戻に同意よろしく」
当方「……!?」←ここで初めて事実を知る
(ちなみにここまで誤振込から1年かかったらしい)

 

翌日あわてて記帳しに行くと、そこには確かに入金が。
ええ、住所変更もしておきましたとも。

当方→弁護士「えーっと……これナントカ詐欺じゃないよね?とりあえず訴状を拝見いたしたく、あと質問いくつか」
弁護士→当方「本物だよー、びっくりさせてごめんねー、訴状送ったよ」←イマココ

 


 

まぁ発端というか第一義には先方の振込ミスが原因なので、人生初の訴状をこれほど"楽な気分"で受け取れる、というのはなんという幸運かと(笑)。

 


ぶっちゃけ当方の金融機関というのは郵貯でして、学生時代に始めたいわゆる旅行貯金の口座で、近年はほぼ放置で、生活口座でもないし……ということだったのですが、

 

≪教訓!≫ 1.振込先はよく確認しましょう! ATMだと大抵は最終確認画面で相手先の口座名義人が表示されるはずです、間違いのないようにいたしましょう。
間違った後で気づいても振込手数料は戻ってきません、どころか組戻には手数料がかかります。おまけに組戻の承諾には原則本人が窓口に出向く必要があるとのこと(訂正:届出印を押した書類を郵送することで手続きが済むことを確認しました:つまり本件の後も同様の誤振込があったということ(^^;;;)です……(ゆうちょ銀行の場合)

 

2.振込の操作控えは捨てずに!事後にも確認! 今回は振込人が気づいているわけですが、操作ミスに気付かず、振込控えも捨ててしまって、「振り込んだのに!」「入金されてない!」といったトラブルは、実は世の中によくある話ではないかという気がしてきました。
事後にも確認を……人間、「合っている」という前提のもとに眺めてもなかなか間違いは見つけられないものですが(^^;
振込の証拠としての控えは取引が終わるまで保管しておきましょう。

 

3.引越しの際は金融機関への住所変更も忘れずに! 生活の変化やら(過去の)義理やらで休眠口座の1つや2つあるひとも少なくないかと思いますが、使わないからとサボっているとこのような事態にも……
ちなみに先方に泣き寝入りされても困るのです、誤振込であることを知りながら引き落として使っちゃったりすると当方が刑事責任を問われかねないので、むやみに口座解約もできないハメに陥りかねません(^^;

 

4.定期的に記帳(または入出金明細を確認)しましょう! 誤振込ならまだしも、世の中には「押し貸し」(勝手に振り込んでおいて、あとから"貸しとったんじゃ、利息つけて返さんかいゴルァ"と脅す)なる悪徳商法(詐欺?)があるそうです、くわばらくわばら。

 

≪まめちしき≫
訴えようとする相手(被告)の「住所不明・漢字氏名不明」でも裁判は起こせるらしいです。もちろん今回の口座番号のように何らかの手掛かりは必要でしょうが……


 

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