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2010.12.27

もういちど読まれたくて上げる、自選エントリ2010

一昨年を最後に吉例は無くなってしまったわけですが今年もまた作ってみようかと。
まぁ3エントリ以内の縛りも無いことだし...


5月頃に自分史上最高のなにか、がありましたが、それはもう記憶の彼方。
ただ、ネットコンテンツやそのサービスとはどういうものか、ということは考え直していただきたくて、以下:

Twitterに勝手な期待をおっ被せる罪(2010.01)
続・Twitterに勝手な期待をおっ被せる罪(2010.03)

ブログやTwitterを「選挙運動」に使うことには、明確に反対します。(2010.04)


ほんまに考え直してください
もう、政治経済社会問題、そんなことに意気込んで、それで意味を持つ時代は過ぎたのですから。


虎は死して皮を留め、夢は死して大喜利を残す。(2010.06)
ソーシャルメディアは、もう「終わった」んですよ。(2010.07)


そして、最近(また)出てきた、いわゆるデジタルネイティブに対する期待論についても。

リアルとバーチャルの距離は、離れてゆくかもしれないですね。(2010.11)

ケータイ世代がスマートフォンを持つようになり、あるいは自分のPCを持つようになったとて、その画面の広さに比例して彼ら彼女らの世界も広がるはずなんて、なんでそんな楽観的なこと言えますか。
することも、する相手も、そんなに変わりゃーしません。

それらデジタルツールを使うことに抵抗がない、だから、(見知らぬ)他人とのコミュニケーションにも抵抗がない、なんて、あんまりにも論理が飛躍しすぎていませんか、違いますか?


最後に、リアルの大騒動の記録。

しらない間に訴えられて被告になっていたでござる、の巻(2010.05)

これ以降も2件、誤振込の組戻依頼がございまして。
まぁ住所変更済なので来た書類に承諾印押してポストに入れに行けばOKなのですが。
……みなさん、振込確認画面ではぜひ指差呼称を(笑)。


ネットコミュニケ-ションなるものを始めてから14年が経ちました。
いろいろ移り変わりがあって、これからもたぶんそのペースは速くなって。
来年あたりまた出て来そうな「新しい何か」でも、皆様が、そして私が、笑って過ごせますように。

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2010.12.03

いい時代に生きたんですねえ。(7周年目に思うこと)

公式やお知らせの類には記載が見当たらないようですが、ココログは7周年を迎えました。
そしてこのブログも7周年。

なんとか月に10エントリ、が崩れだすと早いもので、ここ半年は月に2~3エントリという状態に。
にもかかわらず平均アクセス数に大した変化がないのは良いのか悪いのか……


いまの、そしてこれからのネットコミュニケーション界隈を思うと、
「ああ、いい時代に生きたんだなぁ」という気がします。

有名人を一方的にフォローするのではなく、
これだけ多くの、市井の「知らない誰かさん」同士が、言葉を交わし合った時代。
言及したりされたりして、コミュニケーションした時代。

それ以前にも先進的なひとは受話器をカプラーに差し込んでいましたし、
いま以降にも意欲的なひとは切磋琢磨するには違いないでしょうが、

市販のパソコンにモデムが標準装備されてからの十数年。
「パソコン通信」から「ブログ時代」までのあいだ。
これだけの層のひとが「(リアルでは)知らない誰かと話をすること」を自然のこととした、その時代に生きた、機材と時間を得て参加することができた、ということ。

すでに過去形。Oldies, but Goodies.


前々稿でも触れましたが。
「ブログ時代」が峠を越えたのは間違いないでしょう。「ブログというかたち」は残っても、言及したりされたり、という"文化"として見れば。
代わって『「リアルでの関係」を起点としたソーシャルネット』がネットコミュニケーション界隈を浸食しつつあるいま、これからのコミュニケーションで優先されるのは、たぶん「いままでの人間関係を、物理空間としての距離を克服して続ける」ことでしょう。
「(お互いハンドルネームしか)知らない誰かと話をしてこそネットコミュニケーション」という時代は、たぶん帰ってはこないから。

それが自然であり前提ですらあった時代、
それでいて罵倒でも"毛づくろい"でもなく「ちゃんとした話」ができた、
いい時代を生きることができたんですねえ、と、あらためて思うのです。


わたしの命が尽きるか、
もしくは悠長にネットなんてしていられない状態になるか、
ココログがサービス停止のときを迎えるか。

五年十年、そのどれもが起こらないとは考え辛い今日この頃ですが、その日までは。

残存者利益への未練を抱えながら(笑)だらだらと書き続けていくんだと思います、
気が向いたときにでもお付き合いいただければ幸いにございます。

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