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2011.04.23

Twitterの上にも3年、そして。

インフラになんか、なるなよ!と、あらためて叫んでおこう。

関連→「お上」が来る、ということ(2011.04)


ちょうど3900ツイート目、さて始めてから何日だっけ・・・と開始日(覚えている)をExcelに打ち込むまで、今日でTwitterを始めて丸3年であることに気付かなかったアホです、こんばんは。

年平均1300……。
「虚空につぶやく」ことに飽きもせず懲りもせず、というのは、たぶんブログで慣れていたせい(苦笑)。
それでもやっと、ぽつり、ぽつりとReplyが来はじめるようになって。
Twitterの上にも3年。


そして始めてから3年、変わっていないことは。
誤字(誤変換・タイプミス)への寛容さ(笑)。まぁ、自他ともにだけど。
普段そこそこ正確な方だという自負はあったのですが、あの入力欄にはなにか魔法でもかかっているのか、気付かないままツイート流してること多々。あかんなぁ。


この1年……そして、とくに災害からの、この1ヶ月。
インフラとして使おう!という企みを語るひとが増えてきた気がいたします。

だけど、ちょっと待った。

2週間前に書いた首記関連エントリがあるので多くは繰り返しませんが、

大喜利であったり、"うまいこと言った"ランキングであったり、
そういった開始以来続いてきた「ゆるい楽しみ」としての使い方が駆逐されることなく
なおかつデマ拡散といった「共有の悲劇」に陥ることのないためには、
『真顔で使わないこと』、これ以外に方法なんてないでしょう?

「ゆるく」「楽しんで」いたんじゃなかったのですか?
(RT含めて)行政や公共機関からのお知らせに席巻されるタイムラインを望むのですか?
そんなものが、あなた(たち)がTwitterに望んだ「未来図」ですか?

Twitterの「賑わいを創り上げてきた」ひとたちへ。
あなたがたのその「原点」をもう一度振り返ってほしい、そう、強く思います。


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2011.04.16

言いようのない敗北感──有川浩『阪急電車』(幻冬舎文庫)

来週(4/23)映画が公開になりますね(関西地区先行:他は4/29から)。
映画『阪急電車』公式サイト

文庫本が手元にあるので撮ってもいいんやけど著作権絡みで気が引けて、
さりとてアフィるつもりもないので書影は無し。
書影のない本の感想エントリいうのは、ほんま締まらへんな……(苦笑)
→とりあえず幻冬舎文庫の該当ページ


"2往復"読んだ後にamazonのレビュー全160余件とmixiのレビュー(文庫版)最新300件を一気読み。

沿線住民でも「空気感出てる(^^)」というひと、「あんなん嘘や!」と怒っているひと両方。うーん。

まぁ"沿線モノ"として見るなら(宝塚)ファミリーランドへの郷愁は入れとかなあかんやろ(さらにいえば西宮スタジアム(現・阪急西宮ガーデンズ)へのそれも)、という感想は持ったし、
良くも悪くも(執筆時点の)「今」の風景だけを切り取った感じがあるのが、人によっては違和感の原因だったのかもしれへんなぁ、と。

……違和感を感じたひとも塚口の「ビミョー」さには同意するんやないやろか、と、
過去にも現在にも生活圏であったことはないが知らない路線ではない、程度のわたしがいちばんウケたのがその部分やったけど(^^;;;。


あれだけの数の独立したストーリーを、しかしちょっとずつ重ねて、組み立てる。
アイデアはもちろん、それをやってのける"力量"はほんまに「凄い」のひとこと。

という外形の話はともかくとして……

あれだけ「突然に」
ほとんど「駆け引きもなく」
それでいて「両想いの」
恋愛が始まってしまう、って……しかも復路では幸せに続いてるし……

なんか、もう……いろいろひどい(笑)。
なんというか、言いようのない敗北感。大ダメージ(苦笑)。

過去十数年、ほとんど<推理小説のアンソロジー>だけを読んできた身には、
「これが・・・ラノベというものか・・・」なんて、あらぬ嫌疑をかけたくなってしまったわけですが(^^;。
(レビュー見てたらむしろ"有川ワールド"なんですか、ああいうベタに甘い進行は)


映画効果もあってかよく売れているようで、さっき行った本屋でも文庫ランキング4位に入っていましたが、
結構「読む層を選ぶ」本ではないかなと、自分がダメージ喰らったのもあるのですが(^^;;;。

そして、mixiのレビュー7690件(いま現在/単行本・文庫版合計)、というのが、
その「ウケる層」をすごく分かりやすく示している、ような気はしました。


・・・ああ、そうそう、あと1点、
引用はしないけど(文庫版)67ページ:
かりにも電車が舞台なんや、パンタグラフと架線間違えたらアカンでぇ~!


これは本とも映画とも全然関係のないことやけど、
『阪急電車には週刊誌(写真|ゴシップ|女性|ニュース等)の中吊り広告が存在しない(認められないらしい)』っていうトリビア、ホント話題にならへん気がするねんけど、なんで?



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2011.04.15

心の故郷

これは「ニフ者」として興奮せざるをえない。
あのとき、フォーラムで親切にしてもらっていなければ、今こうして"ネットに住む"ことはなかったはずだから。

NIFTY-Serve[ニフティサーブ] : ニフティ25周年記念
(注:期間限定だそうです)

1200のシミュレートじゃない?いう声があったけどROAD2ってもう2400bpsじゃなかったっけとか、
あの頃はもうNIFTY Manager(通称ニフマネ)がかなりのシェアになってなかったっけ(だから生のTTY画面見たひとって意外に少ないんじゃ)とかツッコミたくなった、1996年12月23日ニフティサーブ入会のわたしです。

手当たり次第に通っていたフォーラムのGOコマンド打ち込みまくりましたですよ、はい。

#どうせなら会議室タイトルも再現して・・・(笑)
こういう話題なのだ、語尾につけるべきは断じて「w」や「www」などではなく、「(笑)」や「(爆)」なのである……


『それでは、また画面のどこかで。』(*1)
当時フッタに使っていたこのフレーズはもう、単語登録していないけれど、

パソコン買い替えたいまも、なぜかスタートメニュー直下にNifTermを置いているわたしです(笑)。


楽しかったばかりではなくて、しんみりすると共に後悔する話もあって、バトルの記憶もあるけれど。

わたしにとってパソコン通信は、
ネットコミュニケーションの「原点」、
心の故郷。


(*1)当時のニフティ会員誌『See You ONLINE』のわたしなりの訳であり、同時に当時から『匿"顔"性』を意識していた

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2011.04.08

「お上」が来る、ということ

公共機関ソーシャルメディアポータル » 国、地方公共団体等公共機関における民間ソーシャルメディアを活用した情報発信についての指針

このニュースを「無邪気に」「諸手をあげて」歓迎したひとたちは、
おのれのその単細胞でど近眼な思考回路を深く反省すべきじゃないんですかね?

総務省|東日本大震災に係るインターネット上の流言飛語への適切な対応に関する電気通信事業者関係団体に対する要請

すくなくともこれに対して「言論統制だ!」とかなんとか吹き上がる資格はないですよね。

それとこれとは表裏一体。当たり前でしょう?


「お上」が業務として活用しよう、というのだから。
その場が「大喜利に沸く"ふざけた"場」であっていいはずもなく、
ましてや「デマの巣窟」であるなど言語道断であって、
これを機にネット全体の"清浄度"を高めようとするのは至極当然の発想でしょうに。

ただ無邪気に「お上がすり寄ってきた」とか勝利感を味わってたの?
この国で「大喜利」と「公の情報」が仲良く並んで共存できるとか思ってたの?


石投げて追い払え、というわけじゃないし、
下手に「go.jp」ドメインでなにかを構築されるよりも合理的で、(負荷対応の意味で)信頼もありそうに思えるのですが(苦笑)、……


「お上」が「真顔で」ドカドカ入ってくる、ということは。
それだけ「遊ぶ余裕」が狭くなる、ってことですよ?
「ネタをネタと(略」という"逃げ"が通用しなくなる恐れだって十分にあるわけですよ?

そんなのが、あなたがたが『望んだ未来』ですか???


いわゆるソーシャルメディアに公的セクター、「お上」が来るのが、
ほんとうに「無邪気に」「諸手をあげて」歓迎されるべきことなのか。
来ようとする側も、受け入れる側も、皆様にはぜひとも考え直していただきたく。

続・Twitterに勝手な期待をおっ被せる罪(2010.03)

万人が『娯楽』と認める、その日まで。(2010.04)


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2011.04.07

大予言2011、みたいな。

そんなノリでやってるんと違うか?

原発事故関連の「やたら危機を煽る言説」を丹念に収集され、ご丁寧に拡散して回ることにお忙しい方々のこと。

なんか既視感あるなぁ、と。
半ば真に受けていながらも、どこかで「自分は(影響から)外れる」と信じてもいる、ような。

そんな"匂い"の記憶をたどっていったら、『ノストラダムスの大予言』ブームを思い出した。
1999年7の月。恐怖の大王。
みんな知ってた(気に留めていた)昭和50年代。


このたびの原発危機を煽る情報の収集と拡散に余念のないひとたちって、もしかしてあの『大予言』に踊った世代が多かったりしないですか……?


ともかく、「終末論」ってひとを引きつけるなにかがあるんですね、というか、
こうなると「リテラシーが…」「科学知識が…」という次元の話ではないような気がするんですね。
(まぁ、リテラシーも科学知識も無いことには変わりないでしょうが)


この件ではネットが悪い、とは思わないのですが。
(ネットがなければもっと影響力があったはずの)タブロイド紙やゴシップ誌に煽りまくられていたでしょうから……


いずれにしても、「危機を煽る情報の収集と拡散」が、
"被災地"であるところの福島県浜通りをおもんばかるふうでもなく、また、
『積極的な情報公開」とか「正しく怖がる」とかいったアプローチでは解決しそうにない、ということに、
ものすごくどんよりした気分になるわけでございます。


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2011.04.02

ほんとうの理由。(または、綺麗に騙されるべきか)

某コンビニチェーン。
入口ドアに「(略)節電協力としてライトダウンを行っております」の張り紙とともに、看板照明が消されていました。
また別のチェーン。
「(略)エアコンをオフにしております」の張り紙。

気持ちはわかります、
また、平時から電力浪費の象徴としてイメージされているがゆえのディフェンスでもあるのでしょう。

……でも、ここは60Hzですから。
直接には寄与しない(したくてもできない)のに。

ねぇ。
節電協力が"ほんとうの理由"なの?
(張り紙は本部指示だと思いますが、はたして光熱費が本部負担なのかフランチャイズオーナー負担なのかまでは存じませんが)

各社とも被災地への供給に対しては全力を挙げておられるわけで頭が下がります、
ということはその費用を捻出しなきゃならない(引当は積んでるでしょうが)ことも分かるのです。

正直に「コストダウン」って、言ってもいいと思うんだけど・・・?


ビジネスホテル。
『環境対応』ということで、シャンプー・リンスの個包装が駆逐されポンプタイプに切り替わって、はや数年が経ちます。
そして今、「客室ノークリーニング(連泊の場合リネン(シーツ・寝衣等)を交換しない)のお願い」が猛烈な勢いで広がっています。

地球のためにできること。
チーム・マイナス6%。

ねぇ。
環境対応が"ほんとうの理由"なの?
ここは正直に「コストダウン目的」って言おうよ・・・。

反対するわけじゃない。しないよりした方がいい。
とくにシャンプー・リンスの個包装なんて無駄が多かったと思うし、環境負荷も高かろう。
ただリネンは……たとえば100枚/日が90枚/日になったところで環境負荷が、とは思うし、清掃やリネン業者さんが「枚数歩合制」で仕事請負ってるならその陰で泣いてるんじゃないかと心配したりして(←だれかわたしを安心させてください(笑))。



『非日常に浸る』ための(一定以上のステータスをもつ)施設で"正直な理由"を見せられたらそりゃぁ引きますけど、
「日常クラスの施設」で"誰も表立って反論できない、綺麗なタテマエ"の看板のもとに"ご協力のお願い"をされると、どうもモヤモヤしたものが残るんですよねぇ、わたしは……。


そんなヒネクレたこと考えてないで、
"綺麗なタテマエのもとに、綺麗に騙されるべき"ですか?



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