白き雲、黒き雲
個人で使えばネットストレージ、組織で大規模に使えばクラウドサービスというのですか、
予定表からデータからまるごとぜんぶ"ネットの向こう側"に預けてしまいましょ、というやつ。
こんなに便利、あの有名大企業も使い始めました、と宣伝しきりですが……
なにも感じないの?
弊社情報担当も、彼から"クラウド"なる用語を聞いた某氏も、開口一番、
「それってなんか怖いよね~」
……そんな「生理的な薄気味悪さ」を、感じる方が異常なの?
使い方を詳説するどこかの記事には、そんな(漠然とした)不安を取り除くような記述は一切なく、ただただ使い方が書いてあるだけで。
わたしが見て回るウェブの範囲にも、そんな不安がちゃんと文字にされているのを見たことがなくて。
そりゃ普通にネットサーフィン──は死語でも、ウェブブラウズしてるだけで、逐一『「誰かが稼ぐための統計的データ」の資料』になっているはず、なんてことは重々承知ですよ、だけど、
ほんとうにプライベートな写真やらなにやら、あるいは、
経理資料──は半分公開資料のようなのもかもしれませんが、たとえば原価資料だの人事資料だのを、
「ほんとはよく分からない雲の中のどこか」にぶん投げちゃう、ってのは……???
それに抵抗を感じる、なんて、<時代に対して不適合>ですか。
先行事例のみなさんは、ほんとうになにも感じなかったのですか。
……クラウドは、ほんとうに便利なだけの"白き雲"なのでしょうか。
まぁ、今はまだ、「気味悪かったら知らん顔してたらええやん」で済む、とはいえ。
関連→そういえば(流通系)ポイントカードのこと(2009.05)
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