「フツーの人」ほど、自分を高く売るべきだ。
「自分を曝け出す」ということを、もっと経済行為としてとらえたらいいのに。
横文字でいうところのライフログというのですか、位置情報サービスも花盛りですし、みなさん嬉々として投稿していらっしゃいますけれども。
どこに行って(いま居て)、何をして(誰と会って)、何を食べて(どんな食生活・好みか)。
ネットを通じて稼ぐためにソーシャルメディアを使っているひとにとってみれば、そうやっていちいち投稿することは自身の市場価値を高めるための『手段』あるいは『投資』であって、なにもそれそのものに対する見返りなどなくてもいいのでしょうが、
圧倒的多数にとってはそうではないでしょう?
たとえばTwitterを使う(使い続ける)ことがひとつの『目的』であって、その先には特になにもないはず……と書いたら怒られるかもしれませんが(苦笑)。
どっちにしたって「フツーの人」の、どこ行って、何食べて、という行動履歴は、集めて分析することでたぶんものすごいカネになっているはずなのですから。
「自分を曝け出す」ことが手段や投資ではないからには、個人情報に紐づけたGPS座標付き行動履歴なんてものは、もっとちゃんとした「見返り」をもらえるまで、もったいぶって、レートを吊り上げるべきじゃないかと思うんですよ。
「mayorの称号」とか「○△×シール」に満足している場合じゃなくて。
……つきつめていくと「安易に行動記録をアウトプットするべきじゃない」という話になるのですが、それはまた別の意味も持ってくるものでありますし、いずれ別の機会に。
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