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2013.04.23

入口の、「作法の議論」が、消えた場で。(Twitterと過ごした5年)

……せめてわたしたちの余生をお互い楽しく過ごしましょう、なんてね。


わたしのTwitter歴もまる5年になりまして。
累計6000ツイート強。ちょうど3年で3900だったことを思えば結構なペースダウンではあります。

今年は周年記念でなにを書こうかと思ってふと考えると……

『「Twitterつまらない」というグチに対して「そのTLを作ったのはおまえ自身の選択の結果だろうが」という批判』

という、何度も何度も繰り返された様式美(笑)も近頃はめっきり観測範囲にでてこなくなったなぁ、ということに思い至りまして。

最近になって始めるひとはそれをしっかり自覚して始めるようになった?
そんな馬鹿な。


ブログが"ブログ作法"で盛り上がらなくなってはや幾年、SNSも。
入口の「作法の議論」が消えたということは、すなわち新規参入が減ったということにほかならず。
そういう意味で、誰がどう取り繕おうとしても、成熟・衰退期に入ったと結論づけられます。

現時点で「次」がそれほど話題になっていないこともあり、急に閑古鳥が、ということにもならず、来年のこの日もまた似たようなことを書いているかもしれませんが──ただし、わたしがアクティブでいられれば、ですが──

ひとの情熱は長くは続きません。
やがてTLから一人抜け、二人抜け、
いまは"ウザくない絶妙なペース"で挿入されるプロモーションツイートと、
そして今夏からは選挙運動絡みのツイートに席巻されていくのかもしれません。

コトが決まってしまった今となっては昨年のような調子で書く気にもならず、つまりは自身の衰退期でもあるのですが(苦笑)、

TLに「居心地」を見つけたわたしたち同士、せめて穏やかに残りの日々を過ごしたいなぁ、と、そんな心境の5周年エントリであります。

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2013.04.20

そんな議員を選んだ覚えはない!

基本的にリアル世事のことを持ち込みたくはないのですが、これはひどすぎる。

(NHKニュース)ネット選挙解禁 改正法が成立

ましてや衆参ともに「全会一致」だという。

近年は──ぶっちゃけ選挙ネタ書く資格として──投票には行くようにしていたわけですが、
こんなことに賛成するような議員を選んだ覚えはない!!

悲しすぎる。
誰ひとり「インターネットである」ことの意味を分かっていなかった?
そんなことはないでしょうに……


未成年は選挙運動禁止?
なりすましや中傷にはプロバイダ責任制限法で対応?
違反者は公民権停止に処する?

寝言は寝てから言え。

発信元が「公民権を停止されていない成年」であると、いちいち誰が担保できるの?

「賞賛」と「ホメ殺し」を誰がどう区別して、後者だけを確実に規制できるの?

プロバイダ責任制限法ってあんた、日本国外開設のサイトに対して誰が何の権限で削除命令を出せるの?

公民権停止がどうした、日本国籍でない者に何の意味があるの?

特定近隣アジアの、政府から庶民に至るまで、本邦を都合のいいように操ろうとする意志も技術も充分にあると日々警告されていらっしゃるのではなかったんでしたっけ、ネットにあふれる(自称)愛国者のみなさん?)

空文にもほどがある。

繰り返しますが「インターネットである」ことの意味をこういう時だけ綺麗に忘れるとは、揃いも揃ってなんという愚か者か!


見るもおぞましい罵詈雑言にあふれたサイトが林立し、
なりすましの中傷もしくはホメ殺しメールが大量に降りそそぎ、
それらに釣られてさらに吹き上がる、

そんな未来を誰も、誰ひとり想像しなかったとでもいうのでしょうか?


どんなひどい状態になっても、それで──さらに、その危機に乗じて──儲ける組織と人がいる限り、
「道具は悪くない、悪用する人が悪いのだ」論法で、もう元に戻ることはないのでしょう。

(日本の)ネットコミュニケーションの世界が、こんな形で政治に蹂躙されるようになるなんて、本当に思ってもみませんでした。

あまりにも情けなくて、
あまりにも悲しい節目。

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