直帰率が高いのはネガティブなんですかねぇ?
その筋の方々(笑)には百万遍繰り返されてきた議論なんでしょうが……
ココログのアクセス解析が変わりまして。
サマリーで「直帰率」なる数字が出てくるようになりました。
意味は読んで字の如しなのでそれを調べたのではないのですが、ちょっとばかりググってみたら結構みなさん下げることに躍起になっておられるようで、ヒトケタ%とかいう成功談(?)も。
でもちょっと考えたのですが、
直帰率が高いのはそんなにネガティブなことなんですかねぇ?
少なくとも、稼ぐ気でやってるんじゃない、ブログなんかの場合。
検索から来たひとは(たいてい)効率を求めています。
話のネタを探しに来たのでもなければ、きっかけに以後ごひいきに...などというのは高望みが過ぎます(笑)。
ならば、「検索でたどり着いたその1ページ」に知りたいことが盛り込んであれば「いいサイト」ということになると思いませんか?
もしそんなひとびとに何度もページ移動を"強いている"のだとしたら、それを不親切なユーザーインターフェースというではないのでしょうか?
また、仮に"常連さん"が多い場合は、「更新されたその1ページだけ」を「巡回」していくものです(わたしはそうやって巡回しています)。
……普段のアクセスだったら、それで、いいじゃない?(滞在時間が分からないこと前提で。)
もちろん(個人)ニュースサイトに紹介されてのご来訪であれば、そりゃーこれをきっかけに以後ごひいきにしていただきたいのはやまやまで、いろいろ見て回っていただきたいのはもちろんですけれども、エントリ書いたごとに紹介されるわけじゃなし、それは特別な状況下でのことであって。
いろいろ回っていただけるのはありがたいことで、この「移動履歴」というの、すごく励みになるものだったのですが、新アクセス解析では無くなってしまうとのことで...
商用サイトはもちろんのこと、ブログでも稼ぎに直結するのか「ページビュー命」な皆様におかれましては手法もさまざま、工夫のしどころではあるのでしょうが、
高い直帰率は悪だ!というのも、あんまりにも"供給側の都合"すぎるんじゃないかなぁ、と思った次第であります。
……だってほら、新聞社のサイトで、ニュースが何ページにも分割されてたら結構文句言うてるやん。
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コメント
Tristarさん、はじめまして。
ひょんなことからこちらのブログに遭遇し、ここ何日か読ませて頂いています。
言葉のセンスや観察眼になんとなく惹かれて。でも、なんだか今にも終わってしまいそうなブログの儚げな雰囲気に、はらはら...。
「つながりたい」とおっしゃるけれど、付いたコメントに返信してらっしゃらないこともあったり(私の見方が悪いのでしょうか?Tristarさんらしからぬマナーだと思うので)、たとえ返信されてもあまり長いやり取りはされていないようだし、一体どんな人とどんな繋がりを求めてらっしゃるのでしょう?
私のような読者と繋がりたいワケではなさそうだ、と思いつつ、このブログを止めないでできればこれからも続けて頂きたくて、3日間逡巡した挙句、思い切ってコメントを付けてみました。(逡巡した理由の一つは、今後も訪問させて頂きたいのに、返信頂けないと訪問しなくなってしまうであろうから...。)
投稿: | 2014.02.19 23:19
控えめな表現に却って恐縮しております、こんばんは。
どうにも返答に困るコメント、というのはあるもので、そのままにしてしまうことも、まぁ……
遥か過去になったとはいうものの、自身にとってはいまなお「パソコン通信の空気感」がベースにあるものですから、
みんなで(というのは、(一対一ではない)複数人で)ワイワイと(といっても、ヒートアップするんじゃないですよ)話ができればなぁ、という望みがあったわけです、ずっと。
過去形にしましたが、
「ブログというしくみ」がそんな望みには不向きであることは身に沁みて分かりました。
もはや(一対一で)相手を引用しつつ延々論じ合う、ということさえも風前の灯です。
なにより、ネットのありようが大きく変わってしまいました。
「しらないだれかとおだやかにやりとりをする」ということ自体が、まるで想像の外になってしまいました。
当然、そういうニーズの過程で起こるあれこれについての新しい視点、なんて、もう見つからないわけですよ。
かといって、新聞の社会面に載るような事柄についてなど書きたくはなくて。
ココログが続き、かつ身辺になんらかの事故のない限り「止める」ことは考えていませんが、
更新頻度が上がる可能性も相当に低いこと、ご理解頂けるとありがたいです。申し訳ないですが。
投稿: Tristar@管理人 | 2014.02.21 23:17
コメントを返していただけて嬉しいです。
じつは、私のネット暦における初のコメントでしたので、画面上で一方的に読んでいるだけだった人と初めて一往復のコミュニケーションが成立したことに、感動しています。
「ただ、画面に映る文字のみで。」は、その詩的なタイトルもさることながら、私が最初にいいなと思ったTristarさんの記事ですが、
現実社会でほとんど共通項のないであろう私がTristarさんとコメントを交わすことができたのも、Tristarさんおっしゃるところのネットの「匿顔性」あればこそですね。
でも、「ネットのありようが大きく変わってしまいました。「知らないだれかとおだやかにやりとりする」ということ自体が、まるで想像の外になってしまいました」と書いてらっしゃるということは、
今やネットは、リアルでも知っている者同士が交流する場に変容してしまったということなのでしょうか?(たしかに、フェイスブックやラインはそのようですね。ブログも?)
だとすると、見知らぬ誰かと、せめて一対一でも(できれば3人以上で)相手を引用しつつ穏やかに延々と論じ合いたいというTristarさんの願いは、なかなか叶わないことに...。
だからCONCORDEは、深いため息の気配に満ちているのでしょうか?
私は論客にはなれなそうですが、それでも、機会があればまたコメントを付けに来させていただきたいなぁとは思います。
その際は、またコメントを返していただけると嬉しいですが・・・。そうじゃないと、怖くてなかなかコメントを付けられませんから。
誰しも、何かに心動かされてわざわざコメントを付けに来るからには、返事を期待しているわけで、ないと相当に凹むだろうと。
ともかくも、Tristarさんの「止めない」宣言がお聞きできたのは良かったです。テーマを現在のテーマに絞ってらっしゃる限り更新頻度が上がらないだろうことは、
残念ではありますが理解はできます。私はいつも、気に入ったブログを見つけると、全部もしくは大部分の記事を読ませてもらうのですが、
たとえ更新頻度は低くても、続いていてきちんと管理されているブログは、一読者としては読み甲斐があって嬉しいものです。
投稿: | 2014.02.24 22:56
>今やネットは、リアルでも知っている者同士が交流する場に変容してしまった
まさにそう思います。
ブログにしても(いわゆるスパムコメント/トラックバックの猛攻もありますが)今やコミュニケーション手段を閉じているところが多いですからね...
だから、もしこの時代に『このブログは「しらないだれか」とのコミュニケーションを求めているな』と思えたところを見つけられたなら、どうか勇気をもってコメントしていただければと。
返事もらえるかどうか、どころか「コミュニケーション志向」だったかどうかさえ、結果を見ないと分かりませんから、そこはダメモトと自分に予防線を張りつつ。
場数を踏めばもしかしたらそれなりに見えてくるものもあるかもしれませんが、短期的・直接的には「断じて」何の役にも立ちませんから(笑)、そんなことに振り向ける余裕のようなものが自分にあるなら、ですけれどもね。
それではまた、画面のどこかで。
投稿: Tristar@管理人 | 2014.02.25 21:36
ハンドルネームも持たないような私と、やり取りして頂いてありがとうございました。
束の間でしたが、直接的には役に立たなかったかもしれませんが、「楽しかった」です。
それでは、また画面のどこかで。
投稿: | 2014.02.26 00:21
すみません。先ほどのコメントが失言のように感じましたので...。
コメントをしに行くことについて、温かい励ましのメッセージをいただき、ありがとうございました。
背中を押していただけたような気がします。
(「役に立たな」くなど、ありませんでした...)
投稿: もう一言だけ | 2014.02.27 23:41