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2014.12.03

それでも、コミュニケーションを待つ執念──ココログ11周年

ブログに「5年後」はない、と断言してから5年が過ぎてしまったような気がします。
あの頃の未来では、ブログ(ホスティング)サービスを止める事業者が続出している、はずだったのですが……。

どっこい、生き残っています。

ココログと、そして、1日おくれで始めたこのブログも11周年の日を迎えることとなりました。

ネット世界でこれだけの齢を「大過なく」重ねてこられたのはたしかにひとつの能力なのでしょうが、
自分のこととしてみれば怠惰を重ねてきた結果であったりもするわけでして。


……もちろん(?)寿ぐこともなく、後ろを振り返るばかりの、執念の周年エントリ。


そのブログもあのブログも静かに更新を止めてしまい、
さりとて新規開拓することもなく、
「巡回」という言葉が中身を失って、もう何年。

言及したいなぁ、と思うことは今でもいくつかあれど、
「言及先リンクを含めて140字以内に収める」術をうまく身につけてしまった。


わたしにとって「ネット歴」はそのまま「ネットコミュニケーション歴」であって、
なにかを書くのはいまでも「コミュニケーションを期待して」であって、
いまでも断じて、絶対に「自分のための備忘録」ではない。

とはいえコミュニケーションなんてものが消え去ってしまったブログ世界に抗う元気もなく、
「コミュニケーションについてのあれやこれや」というネタが無くなり幾歳月、
それでも毎日欠かさず管理画面にログインしてはアクセス数をチェックして、
記憶の限りの最低日間アクセス数をついに今年更新することに。

それでもなお。
言及しあうことができて、毎日見ていたあのブログに勝手に親近感を持つことができた、『幸せな時代』にデビューしたがために、やめるという決断ができない。


たぶん積極的に動くことはないけれども、積極的に動かないことによって、こうして「あえてやめる決断をする」必要に駆られないおだやかさを、平和を、守り続けてゆけたらなぁ、というところ。


まだしばらくよろしくおねがいします──くれぐれも「燃やさないように」よろしくおねがいします(笑)。

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