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2016.05.28

Oldies but Goodies

タイトルの叫びには心から同意するんですよ、
ましてや私はもっと先鋭的に「消費者然とした個人ユーザーがカネ稼ぎに走るなんざ"さもしい"以外の何物でもない」って立場だし。

「営利目的のカキコミ」は禁止です。(2015.11)

だからネガティブな反応するのは丸2日迷ったんだけど、
なにかの手段じゃなく『ブログする(=自分の書きたいことを書く)ことそのもの』を目的とする、そういう姿勢のブログがいまから増えて、かつ、その姿勢を尊いものだと多くの人が認めてくれる、そんな時代がくる、なんて思えますか?

「その人にしか書けないこと」が読めるのがブログであって欲しい: 不倒城

「俺が!俺が楽しいから!俺にしか書けない、この記事を書いてるんだ!!!!」

というくらいに、俺の俺による俺感が溢れたブログが、ブログ界隈にどんどん増えていくことを、願ってやみません。
何よりも、私自身が「ブログの読者」であり続ける為に。

("不特定のだれか"に読まれてほしくて)自分の言葉を書く、それをブログというのなら、どんなに引っ張っても、そのブームは2000年代で、すでに……。

……それでも、というのなら。
自分にとって面白いブログは自分で発掘して、読者であり続けようというのなら、育てないと──そのブログが"不特定のだれか"に読まれてほしいと思っていることが前提ですけれども。
2016年の今、どういう距離感がいいのかわからないけど、折に触れてTwitterからリンクするくらいが精いっぱい?
もちろん、一番いいのは、いにしえの(!)ブログ・コミュニケーションの作法であるところの『言及してトラックバック送る』っていうやつであって──ブームが去ったおかげで、いわゆるスパムトラバもほとんどなくなりましたし(※個人の感想です)。

だからせめて、わたしたち絶滅危惧種であるところの「個人ブログ」相互で言及しあったり、そういう意味での"互助会"はあってもいいかなと思ってはいるんですけど、この界隈ですら感覚失ってしまって、トラックバックなんてむやみにできなくなってるじゃないですか、あなたもわたしも含めて(苦笑)。
(はてなブログに逃げて、はてなのドメインの中でキャッキャやってる古参連中は知らんよ、システムとしてトラバ機能排除した場に引っ込んでおいて"コミュニケーション志向"の看板掲げたままとか、自己矛盾も大概にしやがれ)


繰返しますけど、ブログが(経済的な)なにかの手段じゃなく『ブログすることそのもの』を目的としていたのが多数派だった牧歌的な時代が、さすがに戻ってくることはないでしょう。
J-POPの歌詞ではボロクソに言われる(笑)ところの「昔は良かった」という思い出を抱えたままで、自分たちのリアルを生き続けるより他ないんじゃないかと、わたしはそう思っています。

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