さよなら、トラックバック。
つらい。
そういうお前も長い間使ってないじゃないかと言われても、そのシステムごと消えるのは、やはり「つらい」としか。
「ココログ」全面リニューアルのお知らせ(2019/3/19): お知らせココログ:@nifty:
・トラックバック機能の終了
※すでに受けた情報は保持します。
このココログからもトラックバック機能が消えてしまうそうです。
ついに来たか、という感じでもありますが、……
ほんの3カ月前に書いたし、何度も書いてきたことの繰り返しにはなるけれども。
トラックバックによるコミュニケーション機能を消したら、ブログをブログたらしめるもの、他の何とも違う「ブログの特徴」とはいったい何なのか。だれか教えてください。
前世紀、HTMLをちまちま手打ちしていた「ホームページの日記コーナー」と、変わるところがなくなるじゃないですか?
なにごとか言及したけりゃ相手構わずトラックバック撃てていた、なんて2010年頃まで、
ブログなるものが世に出てから10年足らずの、そっちのほうが「特別な時代」だった、というのもまた確かではあって、
考えずにそんなことできる"空気"ではなくなって久しく、ごくまれに言及したいと思った相手先のブログサービスからはすでにトラックバック機能が取り去られていて、あるいは最初から実装されてすらいなかったりして。
(おそらくは)ココログ内でも上記の発表は淡々と受け入れられて、ひっそりとその役目が幕を下ろし、むしろいままでよく残ってたな、と思われる、それこそがトラックバック機能の時代不適合さをよく表しているのでしょう、理屈としてのそれは分かりますよ、分かるのですが、……
あるコミュニティで和気あいあい、活発にコミュニケーションできていた「つながり」は、場を変えた途端に不思議と続かなくなるものです。
だから。
ブログが廃れたらほかの何かに移ればいいじゃない、ということではないんですよ。
基本ブログで得られたつながりは、ブログというシステムの中でしか続かないから。
これからはその維持すらも、ものすごく困難になるということでして。
言及したよー、と、わざわざTwitter辺りでメンション飛ばすの?なんか違うでしょう。
最後にひと花、せめてトラックバック送りあいましょうとか、できもしないし、
ただ静かにその日が来て、また過ぎてゆくのでしょう。
……さよなら、トラックバック。
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コメント
大いに共感しました。
ひとつの時代の終わりですね。
投稿: 松岡美樹 | 2019.02.26 10:56
おやすごく懐かしいお名前・・・!
まぁ実質的にはずいぶん前に「コミュニケーションの時代」は終わっていたのですが、
システムとしても終わるとなると感傷的にもなります。
投稿: Tristar@管理人 | 2019.02.26 20:03