まやかしの SDGsに さよならを
分かってるか?SDGsはタピオカではないぞ!
日本において、新聞雑誌ラジオ(テレビは見ないから知らん)いずれでも、SDGsの文字と17のゴールアイコンを見聞きしない日はありません。
すごく便利で助かっているのでしょう──「いいことをしている」感が簡単に演出できて。
だけどね、あなた方。
その「17のゴール」の下部展開、「169のターゲット」までしっかり読んでから目標アイコン使ってますか?
どうもそうとは思えない事案が多すぎて多すぎて。
日本国外務省仮訳の参考リンク:農水省のサイトですがpdfではないので紹介
一例ですが。
『「無人駅」はすでに全国の半数近くにのぼり増加の一途──障害者対応に課題』というニュースに対して、
あるいは『鉄道だけでなく公共交通の路線網がどんどん減っていく』というニュースに対して、
目標11
のターゲット11.2
2030年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子ども、障害者及び高齢者のニーズに特に配慮し、公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善により、すべての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する。
に反するのではないか?という批判を、メディアから見聞きしたことがないんですよ。
各メディアとも、社としてSDGsに取り組む、取り組んでいます、といいながら、これは一体どういうことなんでしょう???
取り組み、というのは、あたらしく何かを始めることだけではなくて。
「維持する」というのも大事なことではないのですか。
なぜどこも誰も、SDGsに絡めて問題提起しないのでしょうか?
だいたいが公共交通を運賃収入での独立採算が大前提で運営させている先進国なんて日本くらい(空運除く)という話もあるみたいですが、それはまた別の話で。
"SDGs wash"という熟語があるようです。
"whitewash(ing)"=うわべだけ取りつくろううこと、という単語から派生して、
"greenwash(ing)"=うわべだけの環境訴求、という単語が作られ、
その延長線上にある言葉だといいます。
まぁ英熟語があるということは、それが日本に限らず世界中の問題であることを示しているとも言えますが、
17のゴールのアイコンに書かれた数文字の語感だけを見て自分の取り組みをアイコンに結びつけて満艦飾アピールするだけなら、
広義のコンプライアンス違反ですよ。
うわべだけなぞって「やった気分」にならないでほしい、と、切に思います。
繰り返しますけど,SDGsはタピオカじゃないんですよ。
日本国内の取り扱われ方見ていると、ほんと、いっときのブームとして消費する気満々にしか見えなくて。
※個人の感想です、言わずもがなですけど!
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